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酔いと記憶について

目覚めるといつもの天井が広がっていた
外はすでに明るく鳥が鳴いている
何も変わらないいつもの朝だ
唯一変わっていることは
隣に裸の美女が寝ていることである

皆さんはこのような経験があるだろう
ミスターセンクスも週一くらいである
妄想上での出来事である

これはどういうことだろう
昨日はクラブに行って楽しんだ
テキーラのショット6杯目
バーカウンターで
友人のアンディと乾杯した
そこまでは記憶にあるのだが
それ以降の記憶がない

自分はどうやって帰ってきたのか
いやいやこの美女は誰なのか
顔も覚えていないし
どこで出会ったのかわからない

すごく変な感じである
昨夜の記憶はないのに
今は自分のベッドの上にいる

気になって夜しか眠れないので
調べてみたら面白いことがわかった
これから歓送迎会なども多くなるし
OSAKEの失敗などもあるだろう
だからみんなに共有したいのだ

結論から言えば
良いによる覚えていないやつは
記憶が全部ぶっ飛んでいるわけではない

ある1点から先の記憶がないだけで
その1点までの記憶はきちんと残っている
酩酊状態であっても
シラフで家からクラブに向かった記憶や
行き方はきちんと覚えているらしいのだ

意識があって体さえ動けば
自分で家に帰ることもできる
記憶があるからである
残念ながらその大冒険については
ある1点から先のことなので覚えていないが

記憶がなかった期間の勇姿は
ラインで送られてきた写真が物語っている
できればスマホを見たくない
見なかったとしても
隣の美女が起きれば全て明るみに出るだろう

専門的な説明は避けるが
海馬という新しい記憶を一時保存する昨日が
アルコールによって麻痺することで起こる
完全に記憶がなければ全麻痺で
断片的な記憶ならば部分麻痺

1点より以前の記憶は
海馬とは別の場所に保存されているので
麻痺せず無事に機能している
記憶がないけど家にいるという怪奇現象は
これで説明できるのが面白い

今日だけは嫌なことを忘れたい
よく言ったもんである

断片的な記憶も不思議だ
なぜ断片的なのかということが気になる
それは次のブロゲに譲るとしよう

ひととおり絶望したセンクスは
真実から目を背けるように
美女の隣で眠りについたのである

すぴー

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