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「意味」と「意義」について

物事に意味や意義を持つことは大切なことである。
意味や意義がモチベーションとなり人が動くと言っても過言ではない。
つまり「やらされクソ仕事」と「やるぞクソ仕事」の境界はここにあるのだ。
「クソ仕事」と思っている時点で意味や意義を失っているのであるが。

そんなことを考えていたら、
「意味」と「意義」の違いってなんなのってなった。
「働く意味」と「働く意義」、どっちを使うだろうか?

意味と意義については、すでに哲学者がその区別を論じている。
フリードリヒ・ルートヴィヒ・ゴットロープ・フレーゲ。
クソ長い名前のドイツの哲学者である。
言語哲学という哲学ジャンルの礎を築いた第一人者だそうで、
一言で言えば言語というものを哲学しちゃう人である。
彼の代表的な哲がまさに意義と意味なのである。
「意義と意味について」における意味(独:Bedeutung, 英:meaning, reference)と意義(独:Sinn, 英:sense)の区別、概念と対象との区別

ネットで概要を読んでみたのだが、全然わけがわからない。
これだから哲学者って愛しいのである。
ワイがどれだけ思考を深められるかを試す挑戦状のように感じる。

彼は「明けの明星」と「宵の明星」を例えに、意味と意義を説明する。
明けでも宵でも金星は金星。その意味はどちらも金星である。
つまり意味とは真理であって、誰も変えることができない。
ほんなら意義とはなんだろうか。
月を望遠鏡で観測する人のアナロジー
月が意味、望遠鏡のレンズに映っているのが意義、その人の網膜像が表象である。

いやいや全然意味わかんない。
表象とは知覚したイメージを記憶に保ち、再び心のうちに表れた作用だそうだ。

月が意味→はいはい、月はそうですね。真理です。
望遠鏡のレンズに映っているのが意義→ファ?
網膜像が表象→フェ?

なんだかものすごくワクワクする。
これはフレーゲを読み漁るしかない。
そして私は美女に対してそうするように、
意味と意義をじっくりと味わい、思考するのだ。

しばらくぶりの知的好奇心の昇天である。
わかるようになったらまた書こう。
分かりやすいように美女と私に例えることは言うても言うまでもないのだ。

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