2021.3.1~2021.3.7

2021.3.2 若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」。後半が特に好きだった。何箇所も声に出して読んでみる。

2021.3.3 大江健三郎「芽むしり仔撃ち」。主人公の抵抗、弟の純粋と表裏一体の愚かさ。戦争が村人にそうさせたのか、そもそも戦争など関係ないのか。弟がいれば、彼は抵抗することを諦めて村人の案を受け入れただろうか。そして彼は生き延びたのだろうか。

2021.3.4 武藤類子「10年後の福島からあなたへ」。あれから10年。責任とは、社会とは、人々の苦しみとは。きちんと絶望することすら許されない、ということとは。

2021.3.7 いつものところではないどこかで、その時のことを考えている。「あの時」人生が変わったと、今でこそ思うけれど、あの瞬間にはまだ何も変わっていなかったかもしれない。


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