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ふかふかで甘い香りの洗濯物

日が傾く14:30頃を目処に洗濯物をしまう。

太陽にあたってほかほかに乾いた洗濯物は、綿100%のタオルもふわふわの手触りでほのかに甘い香りがする。

ずっと嗅いでいたいなぁ、と思いながらそんな香りに包まれて、優しい手触りの洗濯物をたたむのも、楽しみな時間。


こんなに手触りふわふわで甘い香りがする洗濯物に仕上げるのには、コツがいる。


まずは、しっかり晴れた日におひさまの光に充分あてること。
甘いにおいの正体は、おひさまの匂いだ。

出来たら朝9:00位のしっかり温かくなったおひさまの下に干したい。

そして、どんな水で洗うかがとてもとても大切だ。
最高なのは、天然水。
井戸水やきれいな川の水で洗っていた頃は、きっと衣類も気持ちよく干し上がっていたのだろうと思う。

でも、殆どの家庭では塩素が入った水道水で洗うだろうから、それなら前の晩に使ったお風呂の残り湯で洗うのがいいと思う。
お風呂のお湯が汚れない家族構成なら、すすぎまで残り湯でしてもいいのかも。

衛生面を気にする人もあるかもしれないけれど、是非試してみてほしいのは、使い終わって湿ったタオルを放置していると雑菌のにおいで臭くなることがあると思うけど、それをおひさまの光で干したてみたら、そんなタオルの不快なにおいはビックリするほど消えている。

おひさまの光には殺菌効果があるって言われているけれど、それを体感する瞬間だ。


洗剤はどうするのか?
と思う人もいるかもしれない。
でも、水の力でほとんど落ちるから、もしも汚れが酷い場合には、洗う時に少し重曹やヒノキボール等を入れてあげると良いかもしれない。
私が愛用しているのは、ヒノキエキスのハーブ水。


大切なのは、においの強い洗剤類を使わないことだと、私は思っている。


こうして、おひさまのにおいがするふかふかの洗濯物を干していると、特に家が密集している都会では、隣の物干しから刺激臭がただよってくることがある。

ビックリして見てみるとただ、洗濯物が干してあるだけ。
だけど、洗濯物が干されてない日にはこのにおいは漂ってこない。
どんなもので洗ったら、こんなキツいにおいになるのだろうと驚く。

嗅覚がやられると、繊細なおひさまのにおいはわからなくなるのかもしれない。

それに対して田舎暮らしはいい。
近くの家がどんなにおいを発していても、こちらまでは流れてこない距離感がある。

日当たりもいいし多少の物音も気にならない。
だけど、なにかあれば助け合える距離感。


どんな場所にも善し悪しがあるから、自分が一番大切にしていることは何かを明確にするのが大切なのかもしれない。


私の暮らしでは、この甘いおひさまの香りのふかふかした洗濯物をたたむ瞬間が、幸せの大きなポジションを占めている。


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