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子どもが「学校行きたくない」と言ったとき②

女の子同士の行き違いから、頭の中が「?」でいっぱいになり、学校へ行くのが怖くなってしまった娘。休みが続いた後で、担任の先生とお話をし、女子同士の複雑なやりとりがよくわからないことや、だいたいいつも何かに集中しているため、周りのことが目に入らず、周囲で起きている物事のつながりがわからないこと…など、困っていることを伝えた結果、本人にとって無理のない範囲で登校する日々が始まりました。

私としては、開業目指して準備中ではありますが、お勤めはしていない状況です。
まあ学校へ行かなくてもどうにかなるか、と思っていたのですが、担任の先生が「ほんの少しでもいいので毎日来てほしい」とおっしゃってくださったので、ひとまずそれでやってみる、ということに。

学校へ行ってみて、娘が「もう無理」と思ったら家に電話してもらう。

電話は日によってまちまちで、給食後のこともあれば、中間休みのときもありました。
どうしても行けないときはお休みもOK。
家にいる時間が増えて、のびのびできるようになり、大好きなお絵描きや、ゲームや読書、YouTubeの動画撮り(娘は自分でYouTubeをやっています)…
親の目から見てもけっこうクリエイティブな日々を過ごしていました。

お休みするときは、私の調べものをかねて図書館へ一緒に行くこともあります。
行くまでは「めんどくさいー」と渋っていましたが、入ってみると小学校とは比べものにならない蔵書数に大・興・奮!
生きものの本を読み耽り、ノートにイラスト付きでまとめたりと楽しそう。
最近はマイクラで斬新な建物を建ててみたいと、建物や家具についての本を探したりしています。

そうして過ごしていると表情が穏やかで、まろやかな雰囲気なのです。
娘が言うことには「こうやって、生きもののことについて勉強をしたい。小学校って、もっと好きな勉強をたくさんできるところだと思ってた。でも違った。」
そう、娘の生きものへの興味と愛は、さかなクンレベル!
私の愛読するさかなクンの自伝を読んだ娘は感銘を受けたのか、「私もさかなクンみたいに壁新聞作る!」と、いきもの新聞を作りだしました。
 
そんな「いきものチャン」な娘は、実は高IQです。なぜ知っているかというと、以前に仕事で知能検査を担当していた私が、家で娘を相手に練習させてもらおうと、軽ーい気持ちで始めてみたら、当時5歳だった娘の「むずかしいクイズやりたい!」とやる気に火がついて、検査がきちんとできてしまったからなのです。
(私はWISC-Ⅳの検査資格を持っています。このときは田中ビネーでしたが、娘だからといって容赦せず、本気でやりました!まあ参考値ではありますが。)

ひょっとすると最近話題のギフテッドなのかもしれません。

いえ、それよりも、「平均よりずっと高いIQを持つ子は、平均以下の子どもと同じぐらい支援がいる」と言われておりまして、私はずっとそのことが気にかかっていました。

娘がいま困っていることは、おそらくそのあたり…周りの子とかみあわない部分が多いこと、から来ているんだろうなーと察せられました。
担任の先生にもそのことをお伝えしましたら、すでに季節は冬だったこともあり「もっと早く言って欲しかったですー」と困り顔で言われました。
すみません…。いえ、親の口から言うのは抵抗あるんですよ…。
こうしてブログに書くのもかなりためらってますし。

ひょっとするとギフテッド、の娘に、学校教育が合うかというと、うーむ、合っていない…と言わざるを得ません。
娘の好きなことなら時間を忘れて取り組める(まあ過集中です)ところや、興味関心の偏りに、フィットできないからです。そう、学校には「学習指導要領」というものがありまして、そこから外れるわけにはいかないのです。元教師の私はそこはよく分かっています。

一年生の頃、あまりに授業中の課題が簡単すぎて(ひらがなとか、足し算とか)早々に飽きてしまったので、担任の先生に「なにか難しいプリントでも渡していただけないでしょうか…?」と恐る恐る尋ねたところ「無理です!」と断られたことがありまして、
そりゃあ他にもたくさん子どもがいて、その中には手のかかる子も多くいるでしょうし、簡単すぎるからって特別扱いはできないよな…と理解はしながらも、このままでは遅かれ早かれ娘は学校に行きたくなくなるな、という気持ちはつねにありました。

それがついに来た!という気持ちが正直なところです。現在3年生。いや早かったですね。

③に続く。(頭の中で鋭意作成中。)




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