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カメレオンになれ!

この世に全くもって同じ人間は存在しない。
人間にはいろんな人がいる。 
生き方も違えば、考え方も受け取り方も違う。人それぞれ。

このことを私は忘れないようにしている。

これはコミュニケーションをとる上でも、常に頭に置くようにしている。例えば、私が働いているレモンサワーと生牡蠣専門の立ち飲み屋さんmon-to.9(モントナイン)とLEMON STAND HIROSHIMAは狭い空間にお客様が入り混じって交流を楽しむ場でもあり、コミュニケーションが欠かせないツールである。1つのコミュニケーションによって売上が大きく左右されることだってある。そのくらい重要だと思ってる。

そんなコミュニケーションがあふれる場で私が人と話をする時に心がけていることの1つが、目の前の相手によって、自分を変えていくこと。カメレオンみたいになることである。

カメレオンは、周囲の環境に合わせて自分の体の色を変化させる。木に登るときには茶色になり、葉っぱに隠れるときには緑色になる。そうやって自分の体の色を変化させることで周囲に溶け込むことできる生き物である。

人間的に言えば、自分が置かれた環境や相手に合わせて柔軟に対応すること。

なぜなら、人は全くもって同じ人なんかいなくて、感じることや考えること、受け取り方さえも違うから。

例えばメニューを説明する時、何度か来てくださっているお客様に説明したところで話が重複して退屈な時間を与えてしまうかもしれない。一方で、初めて来れられたお客様でお酒が好きな人だったら、簡単に説明するよりも丁寧に説明した方がお店のこだわりが伝わり、より楽しんでくれるかもしれない。静かにゆっくり飲むのが好きな方だったり、初めて会った人とのコミュニケーションを楽しみに来られる方もいる。

このように相手が今何を感じているのかを常に意識して、それによって、どうしたらより楽しんでもらえるのかを考える。そして、言葉や対応を変える。つまり「目の前の相手によって臨機応変に対応を変えていくこと」を意識するようにしている。

けれども、臨機応変に対応を変える前にその人を知らなければどうしたらいいのかわからない。

だからまずその人を理解する。この人は、どんなことが好きなのだろう。どんなことが苦手なのだろう。話すのが好きな人なのだろうか。そうでない人なのか。この場をもっと楽しんでもらえるためには?この場で自分に求められていることは何なのか?をその都度考え、時には真剣に話をしたり、時にはざっくばらんに話をしたりするように、工夫が必要でそのことを考えた上で実際に行動に移してみる。

しかし、この時に忘れてはいけないことが2つある。それは思いっきり自分が楽しんで、自分に素直であること。対応を臨機応変に変えるとは自分を偽るという意味ではなく、自分に素直でありながら少し工夫をしてみるということだと私は思う。もう1つは、コンセプトやビジョンを大切にするということ。それは、それぞれお店にあり、その目的を見失わないようにすること。その中で最大限楽しんでもらえるようにする事は忘れてはいけない。

伝えたいことは、相手に興味を持つか否か、相手のために努力できるかということや、まず相手に興味を持とうと思う事が重要だということ。第一印象が最悪な人でも本当は最高の相手かもしれない。そのまま最悪の相手かもしれないけど、知らなければその事にさえ気づかずに自分の可能性を狭めていることになる。私だったら自分にかけてくれた時間が垣間見えた瞬間は嬉しい。だから、どんな人か知ろうと努力する。

コミュニケーションはこれをいったら正解みたいな魔法の言葉があるわけではないし、誰にでも当てはまる方法があるわけではない。

だからこそ「人を感じること」

相手をよく見て理解し、その人に向けてコミュニーケーションをすること。時に空回りしたり的外れなことをしてしまうけど(笑)、ほんとにまだまだで、常に勉強の日々ですが、そんな毎日が楽しい。

学びはいろんなところに転がっている。

そこに気付ける自分であれ!

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