谷 綾花/Ayaka Tani (ライター)

会社員として企業のブランディングに従事しながら、書くことを通して形に残る書籍・映像・音…

谷 綾花/Ayaka Tani (ライター)

会社員として企業のブランディングに従事しながら、書くことを通して形に残る書籍・映像・音楽製作に携わりたいと思いnoteを始めました。執筆のお問合せはPC版noteフッター「クリエイターへのお問合せ」もしくはInstagramからお願いします。[Instagram]atnf428

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わたしが新卒でPR会社へ入社してよかったと思うこと(※約10年前の話です)

お仕事遍歴私はこれまで新卒でPR会社→公社→民間企業(現職)と3社の社歴があり、約12年間さまざまなブランディング業務に携わってきました。私はどの会社も、定年まで勤めあげよう(笑)というつもりで入社しました。でも、そんな私を時代や環境がどんどん追い抜いていって、そこに長くいることが自分にとって良いとは思えなくなり、転職しています。そうしたキャリアの中でも、自身の職業観のベースとなっているのは、やはり新卒で入社した会社です。春から就活が始まりPR業界を目指される方、PR会社へ転

    • 誰もがはじめは新人だったし、毎日が修行だった

      今日から晴れて新社会人になられたみなさま、おめでとうございます㊗️新たな人生の門出に、夢や期待がいっぱいの方です!という方も、ただただ不安でいっぱいです!という方もいらっしゃると思います。わたしもそうでした😭このnoteでは、新人時代のエピソードをシェアしたいと思います💡 新人に与えられた仕事という名の雑用?私の場合、新卒で入社したのがPR会社だったので、特殊ではありますが以下のようなことを、新人の雑用としてやっていました。 ①新聞当番:新人の間で曜日ごとに分担し、会社に届

      • ドラマの監修をしたときの話:台本というものを初めて手にして気づかされたこと

        アロマテラピーに関するお仕事をしていた頃、ドラマの監修に携わったことがありました。その時に私は初めて本物の台本というものを手にしたのですが・・・ ドラマの監修ってなにをするの?ドラマの監修とは、ストーリーの中に何らか特殊な要素が含まれるとき、専門的な立場からアドバイスをすること。よく耳にするのは、病院が舞台になる場合は医療監修、地方が舞台になる場合には方言監修がありますね。「監修」とひとことで言っても作品への関わり方はいろいろ。撮影現場まで赴き、俳優さんの言葉や所作に関して

        • プロデューサーになった今、15年前就活をしていた私に伝えたいこと

          私は就活でリーマンショックの煽りをギリギリ受けなかった世代。今とは違ってこんなにもSNSは普及しておらず、twitterもまだ上陸してない頃でした。(←なんかすごい昔話はじまる感じ🤣)当時とは社会情勢も就活のやり方も異なる部分が多いにあるとは思いますが、あのときこんなふうに考えていたら、もっと冷静にニュートラルな視点で活動できていたかなと思うことを書いてみます。私の失敗がみなさんの就活にカケラでも役に立ちますように。 世界はもっと広い就活をはじめるにあたって、多くの人がまず

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          映画「ヤクザと家族 The Family」ヤクザというモチーフを通した社会への問い

          どうしてこの映画を観ようと思ったのかそもそも、ヤクザ映画を観に劇場に足を運ぶことは初めてでした。お仕事で音楽の新しい可能性を探っている音楽家をウォッチする必要があり、そのひとつであるmillennium paradeが主題歌を担当していたことがきっかけでこの映画の存在を知りました。映画を観たあとに、これはヤクザ映画だけど、これまでのヤクザ映画とはちがうと感じられると思います。監督が伝えたいメッセージが、ヤクザ映画というアウトプットを通して伝わってきました。 ▼映画「ヤクザと

          映画「ヤクザと家族 The Family」ヤクザというモチーフを通した社会への問い

          山水画・花鳥画好き必見 中国映画「春江水暖~しゅんこうすいだん~」を観て

          どうしてこの映画を観ようと思ったのかコロナ禍に見舞われ早1年、海外へ行くことが難しい状況がここまで続くとかなりフラストレーションが溜まっていました。そこで映像からでもいいから異国情緒を感じたい!!!と思って行き当たったのがこの映画でした。この選択、大正解でした。また、映画の宣伝で「現代の山水絵巻のごとく中国新世代の才能が描いた驚嘆の傑作」と書かれていたので、絵巻のような映画なんて、どれほどの映像なんだろうと、美術館へ行くような気分で映画館へ行くことにしました。 美しすぎる映

          山水画・花鳥画好き必見 中国映画「春江水暖~しゅんこうすいだん~」を観て

          アートはどこまでも連れていってくれる ー海外アートフェスティバル・中欧オーストリア編ー

          「新しい靴は素敵なところへ連れていってくれる」ということわざがあるけれど、わたしにとってそれは靴ではなく「アート」がその役割を果たしてくれているような気がしています。その最たる現象が、海外とはなんの縁もなかったわたしが、お仕事でアートに携わるようになったことで、遠く中欧オーストリアに拠点を置くメディアアート(テクノロジーを使ったアート)の世界的権威アルスエレクトロニカとご一緒していることだと思います。 アートに関するお仕事をするようになった理由わたしはこれまで3つの会社(

          アートはどこまでも連れていってくれる ー海外アートフェスティバル・中欧オーストリア編ー

          私がお仕事でアートに関わるようになったきっかけ

          いま現在は、お仕事でアートに関わっていますが、学生時代はアートや美術館とは縁遠い人間でした。自分の意思で美術館を訪れるようになったのは、20代半ばにアロマテラピーのブランディングに携わっていた頃でした。 香りの展覧会当時、勉強になるから行ってみたらと職場の先輩から渡されたのが、東京藝術大学大学美術館で開催されていた『香り かぐわしき名宝展』のチケットでした。なんとも渋い展覧会なのですが、西洋の香り文化であるアロマテラピーに関する仕事にしていた私には、東洋の香り文化の変遷を絵

          私がお仕事でアートに関わるようになったきっかけ