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【セブ留学11日目】アメーバ赤痢&デング熱で同級生が入院

セブ島生活2週目。私は毎日元気に楽しく過ごしていますが、周りには完全に参っちゃってる人も少なからずおりまして……。同じ日に入学した同級生の中には体調を崩して入院する人も出てきました。今回はそんな話。

同級生グループの男性陣、50%が入院

日本人の同級生のうち、よく話をするメンバーは男性4人&女性2人なのですが、男性4人のうち2人は入院し、2人は体調を崩しています(寝込んでいた人は一人、もう一人は軽度)。女性2人(自分を含む)はどちらも4週間何事もなく元気に過ごしたんですが、男性陣の入院率が高すぎる。

体調崩した人は全員、下痢で苦しんでます。次に多いのは脱水症状。あと嘔吐。私も以前タイで同じ思いをしましたが、嘔吐&下痢が一緒に来ると本当にキツイし痩せ細るんですよね……。今回の原因はやはり「水」のようです。

フィリピンの水は基本的に硬水で石灰多め、入学のしおりには「水道水は飲まないこと」と書いてあります。私、一日三回の歯磨きのうち二回は学校で磨いているのですが、学校が始まって数日後、友達がミネラルウォーターで歯を磨いていることに気がつきました。それまで水道水で磨いていたんですが「えっ!危ないから、もったいないと思ってもウォーターサーバーの水で磨いたほうがいいですよ」と勧められ、それ以来真似をするようになりました。水道水は飲んだことなかったけど、そうか、歯磨きくらいでも危ないのか……。

ある日、大学生男子が「これから病院に行ってきます」とLINEを送ったきり音信不通になりました。数日後に会ったので「どうしたの?」と聞いたところ「聞いてくださいよー!ホントやばかったんですよ。死ぬかと思いました」とのこと。下痢と嘔吐が止まらないのでなんとかタクシーに乗って日本語が通じる病院に行ったところ、「デング熱とアメーバ菌と脱水症状のコンボだねー。よく自力でここまで来られたねぇ」とお医者さんに褒められた(?)そうです。「えっ、デング熱?!」と驚いた私に、彼は「携帯の充電器を忘れたし、夜になると看護師さんがWi-Fiにつないでくれないので誰にも連絡取れず大変でした。入院するときには充電器を忘れずに!これ絶対です!!」とのこと。お、おぅ……。

「アメーバ菌」って何ですか?

デング熱は以前にも書いたとおり、蚊が媒介する伝染性の病気。急な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状が出ます。でもさすが南国。フィリピンの病院はデング熱には慣れているみたいで、すぐ治療してくれたそうです(注射&点滴)。

もう一人入院した20代男性の診断は「アメーバ菌と脱水症状」。セブに来てよく聞くようになった「アメーバ菌」、耳慣れない言葉だったので調べたところ、正しくは「アメーバ赤痢」といい、赤痢アメーバという虫に引き起こされる感染症なんだそう。えええええ、赤痢ってまだあったの……? と驚きました。こちらのケースも点滴・注射の治療を受けたのですが、どうも点滴でアレルギー反応が出たらしく、入院中ベッドの上でのたうちまわって苦しんだ(点滴薬を変更して解決した)と言っていました。

上述の大学生男子はクラブに遊びにいっており、感染の原因にもちょっと心当たりがあるそうなのですが、こちらの男性はものすごく気をつけている&夜遊びもせず酒も飲まず基本的に学校と寮の往復だけで毎日を過ごしている人。特にその週末は私たちと同じものを食べており、他の人たちは全員なんともなかったので「まさか私たちも感染していて潜伏しているだけか……?」と焦りました。彼曰く、思い当たるのは「土曜日に一日だけ水道水で歯を磨いた」とのことで、セブ島の水道水の破壊力スゴいな、と思ったのでした。

とはいえ、平気な人は何をしても平気

すごい確率で周りの男性がバタバタ倒れていたので焦りましたが、私はまったくなんともなく、すこぶる元気です。また、他の英語学校に5カ月通っている男性にこの話をしたら「えっ、水道水ってそんなに危ないんですか?俺たち毎日水道水で歯を磨いてたし、プールの水もガポガポ飲んじゃってましたけどなんともないですよ」とのことなので、当たるか当たらないかは本当に人によるようです。


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