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【ドラマ01】シャーロック〈シーズン1〉(2011)

ドラマの第一作目の記録はイギリスドラマ『シャーロック』です。
以前メインアカウントでも話題に出したことがありました。

根強いファンも多いこちらの作品。私も一度観てかなりハマりました。
何よりシャーロック・ホームズを演じたベネディクト・カンバーバッチ氏がピッタリすぎる!!

現在シーズン4まで放送されており、続編があるかはまだはっきりと明言されておりません。おそらく主演の二人が忙しいからだと思われますが、ファンとしてはいつかは続編を!と期待したいところです。

大好きなシリーズのため、シーズンごとに1話ずつ魅力を語っていきます。

※こちらの記録にはネタバレが含まれております。未視聴の方はご注意ください。




◆概要

コナン・ドイルが生み出したキャラクター、シャーロック・ホームズが現代のロンドンに現れたら!?というコンセプトの元に制作されたこちらの作品。時代は違えど、原作のオマージュをふんだんに盛り込んでいるため、原作ファンも気に入ること間違いなし。相棒ジョン・ワトソンや宿敵モリアーティなどの主要人物も現代版となって登場します!


1.ピンクの研究(A Study in Pink)

一話目のストーリーは原作としても最初の作品『緋色の研究(A Study in Scarlet)』がベースになっています。私は後から原作を読んだのですが、シャーロックとワトソンの出会いや犯人、遺体の状況など上手く現代版として織り込んでたんだなぁ、と感心しました。制作者は完全にシャーロキアンですね、これは。
現場を見て持ち前の観察眼で一つ一つ手がかりを見つけていく。
そのときの文字が出てくる演出が地味に好きです。シャーロックの頭のなかみたいで。
一番好きなシーンはやはり最後のクライマックス。毒を飲みそうになる(ように見せかけている?)シャーロックを間一髪、ジョンが持ち前の射撃能力で助けるところです。ジョンは人を殺したのに全然動じてない!さすが元軍人です。普通の人のように見えて、実はタダ者ではなかった・・・。でも、そんな人物じゃなければシャーロックの相棒なんて務まりません。そういう意味でもジョン役にマーティン・フリーマンをキャスティングしたのはピッタリでした。
あとは、ジョンをシャーロックの”宿敵”という人物が呼び出すシーン。めちゃくちゃモリアーティかと思ったら、マイクロフトお兄ちゃんですか!でも、マイクロフトならやりそうだしこういう匂わせ嫌いじゃないです(笑)

ちなみに鑑賞が2回目以降になると犯人が分かってますよね。その状態で観るとかなりヤキモキしました。
特に犯人をメッセージで呼び出したとき、タクシーにせっかく追いついたのに結局逃しちゃうシーン。「犯人そこにいるよ!!」と叫びたかったです。


2.死を呼ぶ暗号(The Blind Banker)

ミステリーものとして避けて通れないのが、やはり暗号。
現時点では未読ではありますが、原作では『踊る人形(The Adventure of the Dancing Men)』『恐怖の谷(The Valley of Fear)』が基になっているそうです。
1話目に少し片鱗はありましたが、2話目から本格的にジョンのプレイボーイっぷりが発揮されていきます。そして、ジョンと女性との仲を積極的に邪魔していくシャーロック。こういうところはちょっと幼稚で、大人と子供の両面を持ち合わせている彼らしさを感じます。
だんだんと二人のバディっぷりが板についてきています。部屋には入れてもらえず、落書きの犯人にもされてシャーロックに遊ばれているようにも見えるジョンですが。
暗号など、隠されていたり解らなかったりしたことが紐解かれていくのがミステリーの醍醐味。そういう意味でも一番驚きだったのは、翡翠のピンの隠し場所でした。そこにあったのか~!
そして、最後にモリアーティさんの匂わせがやって来ます。どうやら容赦なさそうな雰囲気です。


3.大いなるゲーム(The Great Game)

原作では短編小説である『ブルースパーティントン設計書(The Adventure of the Bruce-Partington Plans)』が基になっているそうです。
出ました!原作で有名な部屋の壁に拳銃でVRと刻むシーン!
退屈が理由でそんなことをやってしまうのも現代版ホームズっぽいですね。
その後にジョンが「お腹空いた。」と言って冷蔵庫を開けたら人の頭部が入っていたときのリアクションも好きでしたね。「人間の頭だ・・・」と信じられなくて二度見してましたもんね。まあそれはビックリしますわ。
今回のテーマは爆弾が関わっていて、どこか名探偵コナンを彷彿とさせました。
最初からそうではありましたが、シャーロックは推理という名のゲームを楽しむ子供のよう。3話目ではそれが特に際立っているように見えました。
そして、とうとうモリアーティの登場です!シャーロックに似ていて非なる存在であり宿敵。一度ジムとして会っていたなんて・・・さすがです。
悠々自適でつかみどころのない性格そう。人を人と思ってなさそうな。これからどんな対決があるのか楽しみですね。
最後、あれで終わるの!?って思いました。リアルタイムの視聴者さんたちは次のシーズンまで待っていたってことですよね。さぞ待ち長かったことでしょう。私が観始めたのはシーズン3までは出ていたので、すぐ次のシーズンを観れてよかったです。


◆総評

シーズン1は現代版シャーロック・ホームズドラマとして、つかみはバッチリだったのではないでしょうか。大満足でした!
シャーロックはちゃんと現代に存在していましたね。原作の時代には無かったインターネットや携帯電話を上手く使いながら謎を解いていく様は新鮮でおもしろかったです。原作に沿ってもいるけれど、新しくもあって今の時代にふさわしかったです。現時点において今まで観たドラマのなかで一番好きな作品です。


(おまけ)
昨年イギリス・ロンドンへ短期留学へ行き、シャーロックのロケ地に行ってきました。見出し画像はそのときに撮ったものです。ドラマのシャーロックとジョンの下宿先はベイカーストリートではなく別なところにありました。

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