乳がんになった私 #49「想いを感じる」
辛かった関節痛は3日間でおさまった。
下痢止めでお腹もコントロールできるようになった。
体調が落ち着いたタイミングで友人と会えた。
大学の同級生のAちゃん。コロナ禍に入る前までは、定期的に飲んだくれていた仲だ。
今は私が治療中ということもあり、お昼に家まで会いに来てくれた。
そして、Aちゃんから素敵なターバンをもらった。
rippmonsterというブランドのターバン。
デザイナーの方とAちゃんがお知り合いのようで、私が抗がん剤治療により髪が抜けてしまったことを知り、Aちゃんが「彩乃に似合うと思って!」とプレゼントしてくれた。
とっても素敵で心地良いターバン。デザイナーさんの想いが詰まったブランド。
嬉しすぎる!Aちゃん、ありがとう!
乳がんが発覚してから、御守りをくれた友人知人、無農薬野菜を送ってくれた友人、美味しいヴィーガンクッキーを送ってくれた友人、癒しグッズやおもしろグッズを送ってくれた友人、ケアグッズを送ってくれたがん経験者の方、その他にも色々な方からギフトをいただいたり、髪を切ってくれた友人、食事のアドバイスをくれた友人、「調子はどう?」と度々連絡をくださる方、そして今までと変わらず仲良くしてくれる人たち、仕事で関わってくれている人たち。
私は周りの人たちからたくさんの想いをもらっている。もらいすぎている。
もらってばかりじゃなくて、私もみんなに返したい。それが態度なのか言葉なのかプレゼントなのかは分からないけど、なんて言うか、今まで以上に大切に人と関わっていきたい。
そして、病気になってからも、病気になる以前も、応援してくれている、音楽を受け取ってくれる、Qaijffのファンだと言ってくれる方たちの存在。
あなたの存在がどれだけ私の力になっているか。
治療中でも音楽を続けたいと思ったのは、もちろん自分がやりたいからという大前提があるけど、受け取ってくれるあなたの顔が浮かんで、待ってるよと言ってくれるあなたの声が励みになって、突き動かされている。本当に本当にありがとう。
#47で、病気になって良かったことのひとつに、親と会う時間が増えたことと書いたが、友人や知人、自分と関わってくれている人たち、応援してくれている人たちへの感謝の気持ちや、その人たちに対する自分の想いを再認識できたことも大きい。
想いの力はすごい。
(#50へ続く)
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