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美しいHUG!って何だろう?

 今、八戸市でやっている展覧会のポスターがあまりに美しいので、ずっと気になっていた。この光の集積のような虹色のポスター。シンプルでとても素敵。虹色って自然の中の透明な光が目に見えた自然のものだから、観ているこちら側も整って惹かれるのだろう。

 一般500円で、高校生以下無料。

 退職する時に、美大をめざす3年生のNAOから、チケットをプレゼントされた。この展覧会のボランティアに参加していたから、美術館からチケットを頂いたのだろう。NAOの粋な計らいに感謝です💖

 それにしても、「美しいHUG!」って面白い言葉だ。
 HUGは親しい人と、可愛いものと、暖かく交流するもの。
 全くの他人とはしないし、そこにはHUGしようという積極的な意思がある。かといって仰々しくはない、日常にある親しみが込められたもの。
 そのHUGが美しいのだから、その美という文字は、やはり美術から出てきたものだろうかと推理できる。 

・・・アーティストたちは、八戸を訪れ、この街や人とHUGするなかでプロジェクトを行うとともに、展覧会のための作品をつくり出してきました。そんな「もの」と「こと」が絡み合う本展をお楽しみください。
(八戸市美術館館長 佐藤慎也)

「ごあいさつ」より引用

・・・会期中に来場者の手により変容する作品を含む本展では、これまでの「あるべき姿」に揺らぎを与えます。どのようなあり方が作品なのか、作品を鑑賞するとはどのようなことなのか、鑑賞する、参加するとはアートとどのような関りを持つことなのか、「あるべき姿」への問いは、美術館とはどのような場所であるべきかの問いとなり、既成概念を更新していきます。「美しいHUG!」は、この美術館との向き合い方、愛し方をテーマとした企画です。6作家の作品を通じて、多くの方々が八戸市美術館とのHUGの仕方を体験し、クリエーションしてもらえることを期待しています。(ゲストキュレーター 森 司)

「キュレーターズメッセージ」より引用

 いつ行こうか、おうち大好き人間の私は考えていた。
 学校連携プロジェクトチームの会議がある!この日だ!
(ありがたいことに学校を卒業したのに、チームにいれてもらっている)

 1~2時間早く行って、タノタイガさんのお面を作ろう!というのが大きな目的である。行って参りました。

 会期中に来場者の手により変容する作品を含む本展では

 これです!ジャ~~~~ン!

来場者が好きなところからお面を持ってきて、そのまま美術館でデコります。楽しそう~💖

 お面は「タノタイガ」さん自身のライフマスク。
 どんなに観客がデコろうとも、すべては「タノタイガ」さん笑!

 この中で、目立つのって、全く難しそう笑。
 美術教師の野心が燃えていたが、作っているうちにそんな姑息な考えはどこかに行き、ただ作りたいものに夢中になる。
 

全然、地味でした大笑

 

左右の印象がちがうところがミソ。
しっかり「タノタイガ」さんの顔であるところが悔しい笑

 ポスカを使って色の重なりを出そうとした。白と黒の上では色は変わる。

ライオンさんもいた!ホント、色んな顔があり、皆の想像力恐るべし!
「タノタイガ」さんの作品。タイガだけに、タイガーで笑!

 タイガさんの作品、どう見ても、1~2時間じゃ作れないだろう!と思って、「私も持ち帰って家で作って来たいな~」と言ったら、「それは作者だけの特権!」と断られた。美術館で作るってことが重要なんだろう。
 創作の場としての美術館でもある。

 作るって楽しいね(⋈◍>◡<◍)。✧♡!

(他の5人のアーチストの作品もあります笑。
 能動的に、作ったことにすべて持っていかれちゃった!)