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退職の練習㉞美術教師、noteをかく理由 

 noteに自分を登録したのはいつだったろうか?
 何も書いてないのに3周年記念バッヂを獲得しているので、3年前だったかもしれない。マジメに書いているのは2023年の4月からだ。
 新聞記事で、noteについて記事を読んだ。
 作家も利用するツールとしてのnoteの記事を。

 自分がnoteのことを思い出したのは、自分の漫画のためだった。
もうすぐ退職だという職場で、あとやり残した仕事って無いか?
と考えた時に、その時いた高校で、思いついたキャラクターの
登場する漫画を、続きを描かなければとなぜか思ったのだ。
 それは、美術教師が全く役に立ちそうにない
進路指導部という場所のシゴトで、
私が進路通信を作らなければならなそうだなということで、
通信を面白く伝えるために誕生したキャラクター達だった。
 適当に作ってみたら、彼らが勝手に動き出して物語が始まったので、
自分的には楽しくて、大きな画用紙に描いては、壁に新作を貼ってみた。

 しかし、うちは忙しい進学校。

 誰かから反応があるかと思いきや、誰からも何の反応もなく、
なんとなく自分でも描く気を無くしてそのままになっていた。

 それが2年後ぐらいに、あともうちょっとで、退職となったら、
あの漫画を、この学校にいるうちに描かなければ意味ないではないか!
と思った自分がいたのだった。

 誰からも何の反応も無かったけど、自分だけはそのキャラクター達を
ちょっぴり(いや、かなり?)気に入っていて、この学校にいるうちに
今、彼らの漫画を描かないと、彼らは永遠にお蔵入りだと思った。

 それで、なんとなく、美術選択者に、週に一回、裏表のプリントにして
渡し始めたのが去年の11月か12月の頃だったろうか。
 初めは、珍しそうに見ていた生徒も、だんだん、何も言わなくなった笑。
 自分も、退職して、改めて読んでみると、この漫画は高校生に全くウケない漫画だなと思わないでもない笑。

 そして私はその漫画を、同僚にも渡していたのだった。
 ちょっと、この漫画を面白がってくれそうな人とか、
その線引きは難しかったけど、ほとんどが女性であった笑。
 生徒よりは同僚に少し、ウケていたみたいだけど、それにしても、
誰からもそれほどの反応も無い。

 友だちに送ってもそれほどうんともすんとも言わない笑。

 しかし、私だけは、猛烈に、この漫画の続きを観たかったのだ。

 今にしてみると、
 自分だけが、
 この、どう展開していくかわからない物語を、
 心待ちにしていたことに気が付くのだけれど笑。

 そして、自分が、この漫画を描くときに思っていたことは、
キャラクターをいつも同じ顔で描けないとか、
描いてみた後で不満はいっぱいあったけど、
 いろいろな有名漫画の絵も、連載当初と終わりでは
 まるで絵が変わっているように、
描きながら、上手くなればいいじゃないかと思っていた。
 当時、その高校の美術教師だから、
 プライドがないわけじゃないけど、
 すこし(いや、かなり?)恥ずかしいけど、
 なんだか、その物語の先が知りたかった。

 今もその気持ちは変わっていない。

 自分の卒業までには、間に合わなかったけど、
できている話の続きが、少しあって、それを描いたら、
この漫画はどんな決着が着くんだろうと、とても、気になる。
 その続きをもしかして目撃したい人が数名いるとして、プリントにして渡すことはできないし( ^ω^)・・・。

 そうか、ネットで!!

 私はnoteという手段を選んだのだ。
 この続きは、ちょっと興味を持っていた知人が、
ネット上で見たらどうなんだろう?と思ったのだ。
 この漫画がまるで未熟であることはわかっているけど、
結末を作者も知らないこの漫画を、完成させる必要があるんではないか
と思っているのである笑。
 作品とは、自分が気付いていない気持ちに気が付かせてくれるものだから。作者が、それを一番知りたい。

 キャラクターが何も動かなくなって、
全く、続きを思いつかなくなるまで、描いてみたいと思っている。

 もしかして、この物語は、決着つかないとしても、いい大人が何してんの?と言われても(←そういえば、口の悪い同僚に言われたことあったな?)やってみたいと思うことなのである。

 めっちゃ、わくわくするな(⋈◍>◡<◍)。✧♡💖

 自分だけが大笑。


今現在の3年生が、新入生歓迎のために描いた黒板アート。
60歳の退職1年生の心境にもピタッと来るので、引用してみました笑




 


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