マガジンのカバー画像

【官能色眼鏡】

11
わたしは人間の煩悩よりも、少しだけ多い数の経験値がある。いわゆる、経験人数多めのタイプ。そんなセクシャルな体験を書き留めて残すためのマガジン。創作なし、全て実体験です。
運営しているクリエイター

記事一覧

【官能色眼鏡】vol.9 十年ぶりに再会した男

その人は同級生で地元が近かった。 だからクラスメイトになったことはないけれど、割と田舎の学校の中で大学に進学しようとする人は少なくて、そういう意味でも同志のような存在だった。 *** 過去記事はこちらから読めます↓ *** ちゃんと話したこともないまま、たまたま同じ大学に通うことになった。実家からはものすごく早起きすれば都内の大学には通えた。ただでさえ浪人で私立大に通わせてもらっている身分のわたしは、一人暮らししたいなんて言えず、電車通学をしていた。 そして、同じよ

【官能色眼鏡】vol.8 いつか寝ると思っていた男

「この人とはいつか寝るんだろうな」そう思わせる男性がいる。デートの約束をする前からわかる。嗅覚で捉えているのかもしれない。これまでの人生にも数人現れた。実際寝た。誰とも付き合うことはなかったけれど。 同じタイプの匂いがする。 漠然とそういう感覚。性的に食指が動くのとは違う。同種の匂いがするから言葉を尽くさずとも感覚で理解しあえるし、セックスの前後で関係性が崩れないという信頼感が自然に沸き起こる。 *** 過去記事はこちらから読めます↓ *** 彼は興味が湧いて参加

【官能色眼鏡】vol.7 後輩だった男

唇が腫れるほど囁き合ったことはないけれど、昨夜交わしたキスの余韻はまだ残っている。 まだ唇に触れられているような、そんな甘い痺れが残ってる。 そんな夜があった。 過去記事はこちらからどうぞ💕 会社員だった時代の後輩から突然SNS経由でメッセージが来た。 note で私的なことも臆せず発信し始めた頃だったから、そこに反応してくれたようだった。 数年ぶりのコンタクト。しかも、4,5個ほど年下の彼とは場所もオフィスも被ったことはなくて、多分それほど親しくなかった。 な

楽しい騎乗位のススメ

騎乗位、お好きですか?わたし、結構好きなんです。うふ。 だって騎乗位って、1番女性が快楽をコントロール出来る体位だと思ってて。セックスに慣れないうちは、相手を受け入れる恐怖や、期待に応えたい気持ちが先立って、優しい人ほど本来の性の楽しさを味わえなかったりするのよね。 だから、多くの思慮深く優しい女性たちが、セックスを楽しめたらいいなと思ったのが、今回書こうと思ったきっかけ。 楽しめる騎乗位のコツ、お届けするわよ。 ちなみにわたしのセクシャルな実体験を綴るこちらのシリー

【官能色眼鏡】vol.6 防音室の男

今回は過去のお話。防音室、つまり「外に音の漏れない部屋」の住む男の話。 過去記事はこちらからどうぞ💕 まだ、わたしが20代後半でまだOLをやっていて駒沢のシェアハウスに住んでいたころのこと。ちょうどのこのくらいの季節に、友達の女の子が誕生日会兼ハロウィンパーティーを開いた際に、彼と出会った。 少し年上で、ノリが良くてすぐに打ち解けたので、そのすぐ後に遊ぶことになった。彼女がいることはなんとなくわかっていた。彼の家の近くでご飯を食べて、その後に彼の家にいく流れになった。

有料
500

【官能色眼鏡】vol.5 単身赴任の男

妻がいても、子がいても、遊ぶ奴は遊ぶのだ。 官能色眼鏡ファンの皆様、お待たせしました。久しぶりの新作です。 過去記事はこちらからどうぞ💕 彼と出会ったのは、ゴールデンウィークの頃。飲み友アプリで、プロフィールには既婚の文字。アイコン画像もおちゃらけた感じだったし、45歳の割に若そうなその人は楽しく飲むのにうってつけという感じだった。 ちょうど、身の回りで離婚の話題が相次ぎ、幸せな結婚とは何かと悶々としていたこともあり、既婚者に聞いてみようではないかという思いもあった。幸

【夏の官能色眼鏡祭】開催中!!

8月中だけ全ての官能色眼鏡noteが全て【180円】で読めます!! 全部で4つになりましたので、夏の眠れぬ夜におひとつどうぞ♪ ちなみに、アカウントない人が買う場合、私は誰が買ったかわかりません。リアルの知り合いで、こっそり読みたい人、安心して買ってね笑 過去記事はこちら↓↓ 【vol.1 】11個下の男 年って関係ないね。大事なのは熱量。後から思い出したけど、上は20離れた人と20代の頃に致しておりました。 【vol.2】日傘をくれた男 一番エロ小説みたいになってしま

【官能色眼鏡】vol.4 初めて潮を吹かせた男

先日、人生初の潮吹きを体験した。 あれは体質的なもので、わたしはしない方だと思っていたので、すごく驚いた。 相手は40歳の男性で友達。アプリで最初にあったけれどアートの趣味なども合い、一緒に美術館や映画祭にも行く相手。 彼は奥さんがいて、わたしは彼の家庭を壊す気は全くないけれど、合意の上でたまに遊んだり泊まったりしている。 出会った時から帽子を被っていたので、仮に帽子くんとする。 帽子くんは、芸人を目指していたこともあり、関西人なこともあって、とにかく喋る。割合的には

【官能色眼鏡】vol.3 セックスを好まない男

私は人間の煩悩よりも、少しだけ多い数の経験値がある。いわゆる、経験人数のこと。 この前ツイッターでこんなつぶやきが流れてきた。頭がもげるほど、縦に振った。 そして、思い出したことがある。 わたしが20代前半のころ、日本一給料が高い会社と呼ばれた企業に勤める同い年の男の子がいた。たぶん、最初は就活とかで出会ったんだと思う。彼がまだその会社にいるのかはわからない。 ある夏の日に、飲み会だからと呼ばれると同じ会社の仲間4人がいて、いろいろあって、そのまま海に行くことになった。

【官能色眼鏡】vol.2 日傘をくれた男

私は人間の煩悩よりも、少しだけ多い数の経験値がある。いわゆる、経験人数のこと。 先週はちょっとハードで1週間のうちに4人とデートして、うち3人と夜を過ごした。自分でもちょっと狂ってると思う。(そういう自覚はあるのよ?) その週に出会ったのが、日傘をくれた彼だった。仮に、日傘くんと呼ぶとしよう。日傘くんとは知り合ったのは、飲み友マッチングアプリだった。1ヶ月くらい前にアプリ上で知り合ってラインを交換して、一度会う約束をしていたけれど、私の都合でリスケさせてもらっていた。

【官能色眼鏡】vol.1 十一年下の男

私は人間の煩悩よりも、少しだけ多い数の経験値がある。いわゆる、経験人数のこと。 ある程度打ち解けないと、この話はしないことにしている。10人中8人の男性は、そういうことはあまり言ってはいけないとお説教をくれるか、それなら自分もその中の1人になれるのかと前のめりになって面倒だから。 それでも、新しいチャレンジとして自分の経験を書き残したいと思い、新しいマガジンをつくることにした。あえて読みたい人が読めばいいと思うので、有料にします。 NEWマガジン【官能色眼鏡】はじまりは