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成功を手にすることが、当たり前の相応しい結果といえるように

「3ヶ月前に買った乾燥機が壊れた。電源を切っても雑音が納まらず、乾燥状態が続く」と知人からLINEがきた。
「保証期間内でしょ」というと、
「ネットで買った安物だから保証はない」という。
PL法とメーカー保証期間上、ありえない反論だった。
ただ彼女はいつもそうだ。自分が勝つことや上手くいくことをふさわしいと思わず、負けることに安心感を覚えている。「だめだった」に「やっぱりそう思った」を追加する。
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彼女と理論は異なるが、昔の私も勝つことに遠慮していた。
後1点のいうバドミントンの試合では、「相手が可哀想」と勝ちを譲り、
好物は恋人にあげていた。
形こそ違えど、しっかり握っていなきゃいけない勝利をみすみす引き渡していたのだ。

結果、私の周りには「奪いたい人」がハイエナのごとく集まった。私が持ってる大事なものを欲しがる人に奪われた。
それは、答練をという高価品をパクられるばかりではなく、形のない友情や愛情だったりした。勝つことへの遠慮が大学院での不幸を招いた。
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大きな勝利を掴むには、毎日の小さな勝利の積み重ねが必要。ある日、突然良いことが起こったときに、それをしっかり掴む能力を手にしておかなければならないからだ。

常に、自分は勝利にふさわしい、上手くいくとの思いをもって、困ったときに行動する。「乾燥機が壊れたけど、直るはず、大丈夫」「後1点、絶対にとる」といった感じ。

このように勝利への執着心を持っていることは、生きていく上で当然必須なもので特別なことではない。
「相手が可哀想」と勝つことに執着しない医者や弁護士に誰が信頼を置くだろうか。
大切なプレゼンで遠慮し、自信なく話す人の仕事を誰が選ぶだろうか。
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先の彼女には、PL法とメーカー保証について説明し後は委ねた。他に類をみない美的才能を持つ彼女にも上手くいくことに遠慮しないで欲しいと願いながら。
私は成功を手にしたいから、不安が現実になって安心する人ではなく、
勝利を勝ち取った人たちに囲まれていたい。

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