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【アローバース】各シーズンのリバースフラッシュまとめ【ネタバレ注意】

※注意

当記事はアローバース関連作品のネタバレを多く含んでいます。ネタバレを読んでも楽しめる方、あるいは既に視聴した方の閲覧をおすすめします。

イオバード・ソーンとは?

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イオバード・ソーン/リバース・フラッシュはフラッシュ最大の宿敵で、バリーから家族を奪ったり、フラッシュの物語と黒幕だったりとあらゆる場面で重要な活躍を見せるキャラクター。
コミックだけでなく、アローバースにおいても重要度が非常に高く、特にTHE FLASH/フラッシュにおいては毎シーズンで重要な立ち位置として登場するキャラクターではあるが、イオバード自体はシーズン1で先祖のエディが自らの命を犠牲にしたことで存在が保てなくなり、消滅したはずだったが、どういうわけか当たり前のように生き返って再登場するため、少し複雑なキャラクターとなっている。
当記事はアローバースの視聴者に向けた、それぞれのイオバードの詳細についてをまとめた記事となる。

ハリソン・ウェルズ
(The Flash Season 1)

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未来でフラッシュと宿敵の関係にあり、フラッシュを憎んでいたソーンはフラッシュがバリー・アレンであることを知る。
フラッシュの正体を知ったソーンはタイムトラベルを行い、幼いバリーの殺害を企てるも、自身を追ってきた未来のバリー/フラッシュによって幼いバリーは守られたが、代わりとしてバリーの母親であるノラをバリーを苦しめるために殺害するが、スピードフォースとの繋がりが切れてしまったため、計画の変更を余儀なくされる。
スピードを失ったソーンはハリソン・ウェルズを襲撃し、殺害。そして特殊な装置を使い彼の顔と知識を吸い取り、S.T.A.R.ラボを手に入れ、15年もの間、ハリソン・ウェルズとしてシスコやケイトリン、ロニーやハートリーらと共に粒子加速器を完成させるためのプロジェクトを開始する。
ソーンは粒子加速器を完成させることが目的ではなく、粒子加速器の稼働実験を失敗させ、人間をメタヒューマンへ変化させるダークマター波を発生させ、バリーをフラッシュにすることが目的であった。ソーンにとって憎悪の対象であるバリーをわざわざフラッシュにした理由、それはフラッシュを利用してタイムマシンを作動させ、未来へ帰還することだった。
粒子加速器の爆発でバリー以外のメタヒューマンも誕生したが、それすらもがソーンの計画の一部であり、S.T.A.R.ラボをチームフラッシュとして自然な形でフラッシュとメタヒューマンとなった犯罪者の戦いをサポートし、バリーのスピードを上げることが目的だった。
ソーンの正体と計画を知ったチームフラッシュがそれを許すわけもなく、ソーンの計画は最後の最後で失敗しただけでなく、先祖の自殺によって未来へ帰るどころか自分の存在自体も保てず消滅し、その生涯を終えることになった。
(詳しくはフラッシュシーズン1参照)

はじめての時間旅行
(THE FLASH Season 2)

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エディの自殺により、ソーンが消滅して一年後のセントラルシティに突然現れたソーン。
彼の顔はソーンのものであるため、ハリソン・ウェルズに成りすます前のソーンであり、まだフラッシュの正体を知らないだけでなく、ハリソン・ウェルズやシスコ・ラモンのことすら知らなかった。
バリーにとっては死んだはずのソーンが現れたという感覚ではあるものの、ソーンにとっては初めてのタイムトラベルということになっていた。
バリーがフラッシュになるきっかけを作った人物であるため、バリーがいる限りソーンの存在も不滅なのかもしれない。
(詳しくはフラッシュシーズン2を参照)

フラッシュポイント
(The Flash Season 3)

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バリーの正体を知り、未来のバリーの妨害によって幼いバリーの殺害に失敗した上、現在のバリーの妨害によってノラの殺害にも失敗したソーン。
フラッシュポイント時間軸でもその存在は保たれており、残存した時間軸となっていたものの、バリーによって人目につかない倉庫に監禁されており、後先考えずにフラッシュポイントを発生させたバリーのことを詰っていた。
フラッシュポイント時間軸が理想の時間軸ではないことを理解したバリーは元の時間軸に戻すために、ノラ・アレンをソーンに殺させた。
しかし、ハリソン・ウェルズに成り済ますソーンとは別の存在である、残存した時間軸のソーンがノラを殺害した影響なのかは不明だが、時間軸は元には戻らず、このソーンも去ってしまった。
(詳しくはフラッシュ シーズン3を参照)

リージョン・オブ・ドゥーム
(DC's Legends of Tomorrow)

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運命を変えられる特殊な槍を狙うダミアン・ダークやマルコム・マーリンと結託し、リージョン・オブ・ドゥームを結成し、JSAのリーダーであったレックス・タイラーを殺害するなど、目的のためなら手段を選ばない冷酷さや、どんな人物も利用する狡猾さは健在だが、普段はどこにいるのか分からず、同じ場所に長い間留まらない忙しさを見せている。
このソーンの目的は未来へ帰ることではなく、自分の存在を保つことであり、忙しなくいろいろな場所を移動しているのはとある理由があった。
実はこのソーンは残存した時間軸のソーンであり、フラッシュポイント時間軸でバリーに監禁されていたソーン本人。
そのため、時間軸のバグを修正するために動いているタイム・レイスであるブラック・フラッシュから逃げ回っていたのである。
エディが自殺したという現実を書き換えるため槍を必要としていたソーンはレジェンドとの戦いの末に運命の槍を手に入れ、現実を書き換える。
しかし、改変後の世界で改変前の記憶を取り戻したレジェンド、そしてサラ・ランスがブラック・フラッシュをおびき出したことでソーンはブラック・フラッシュに倒されたことで消滅した。
(詳しくはレジェンドオブトゥモローシーズン2を参照)

アースXのナチスの協力者
(Crisis on Earth-X)

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ナチスが戦争に勝利した歴史を持つ53番目のマルチバース、アースXからやってきたソーンかに思われたが、その正体はアース1のソーンだった。
何故ウェルズの顔をしているのか、何故アースXのナチスに協力しているか、これらの行動の動機は何なのか、残存した時間軸なのかなど、アローバースに登場してきたイオバード・ソーンの中でもトップクラスに謎の多いソーンとなっている。
アースXのナチスたちがアース1のヒーローに敗北したこと、フラッシュに追い詰められたことを受けてどこかへ逃げ出したが、その後の動向は不明。
(詳しくはクライシスオンアースXを参照)

イオバード・ソーン(2049)
(The Flash Season 5)

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バリーとアイリスの娘でスピードスターであるノラと協力関係を築いていた、ウェルズ顔のソーン。
原因は不明だがスピードを封じられており、アイアンハイツ刑務所に投獄されているが、本人曰くそこで自分を見つめ直し更生したらしい。
現在ではバリーの娘であり、新たなスピードスターのXS(エクセス)であるノラを導いていた。
しかし、ソーンが新人のスピードスターを育てることに裏がないわけがなく、ノラのスピードを上げるように育てていたのにも当然理由があった。
このソーンの正体はハリソン・ウェルズとして成りすましていたソーンの残存した時間軸であり、未来へ帰るためにバリーをフラッシュに仕立て上げた経験を持つソーンと同一人物だが、バリーとノラが過去に向かった際、ノラがうっかりシカーダの名前を口走ってしまったため、シカーダの存在を知ってしまったことでソーンの行動も変わったのだと思われる。
また、ソーンはスピード・フォースとは異なる新たな力であるネガティブ・スピード・フォースを生み出したことが明らかとなっており、ソーンが何回も生き返っている理由はそこにあるのかもしれない。
このソーンの目的は、自分のスピードを封じているシカーダの短剣の存在を消滅させること。ノラを利用してシカーダの歴史を変え、短剣で自身のスピードが封印されるという出来事をなかったことにして、スピードを取り戻すことが目的であり、断じて正義の心に目覚めたわけではなかった。
ノラがタイムトラベルをすることも、娘であるノラをバリーが協力しないわけがないこと、そんなバリーにS.T.A.R.ラボのみんなが協力しないわけがないこと、全てがソーンの計算のうちだった。
ソーンの計画にいち早く気づいたのはラルフだったが、恐らくこれは予想外の出来事のはず。
実際にソーンの記憶(フラッシュ:シーズン1)でのラルフは粒子加速器の爆発で死亡しているため、未来へやってきたラルフと遭遇した際にも"君は死んだはずだ"と言っていたのだ。
クライシスでまた会おう、とバリーに告げ去っていったが、何故かクライシスにはいなかった…。
(詳しくはフラッシュシーズン5を参照)

何故かナッシュの中にいたソーン
(The Flash Season 6)

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パライアとしてクライシスに参戦していたため、反物質によるマルチバース消滅を唯一生きのびたウェルズであるハリソン・ナッシュ・ウェルズはクライシスの後、自身にマルチバースの全てのウェルズを宿すことになり、その中にはハリーやシャーロークの姿もあったが、何故かソーンもナッシュの中に存在していた。
ソーンはナッシュの身体を支配し、S.T.A.R.ラボを襲撃しようとしたが、ナッシュの身体であるため自由にスピードが使えず、ナッシュを助けようとするシスコやバリー、ソーンの精神攻撃を乗り越えたナッシュによって悪霊退治されてしまった。
最初にナッシュの前に現れた際は何故かシャーロークの姿をしていたが、その理由は不明。
また、バリーとアイリスの娘のノラの存在を知っていたことから、シーズン5に登場した2049年のセントラルシティにいたソーンと同一人物と思われる。
(詳しくはフラッシュシーズン6を参照)

ゴッドスピードと戦ったソーン
(The Flash Season 7)

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今までバリーの敵として登場していたソーンだったが、ついにバリーから助っ人として呼ばれるまでの二人の関係性は変化を迎えた。
ゴッドスピードを倒すため、ソーンはバリーから連れてこられ、二人でファントム・メナスのダースモール戦みたいな雷の剣の戦いの末にゴッドスピードを倒すが、ソーンはそれだけでは終わらなかった。
その後、バリーに襲い掛かるが、バリーにとってソーンの動きは完全に止まって見えており、簡単にソーンの攻撃をかわして反撃することに成功する。
つまり、バリー・アレンはソーンを完全に超えたということになる。
屈辱を感じたソーンはバリーへの復讐を誓い、またどこかへ去って行った。

おわり

登場してから未だに謎の多いキャラですが、改めてオリジンが語られることってあるんでしょうかね?
ハリソン・ウェルズに成り済ますまでのオリジンの描写はあっても、リバースフラッシュになるオリジンは描かれてませんからねー。
ファンメイドのオリジンドラマが制作されたりと人気キャラクターなのは間違いないんですが…

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