【ぼやき】バットマンの相棒ロビンがポリコレ配慮で同性愛者に!?【なってない】

こんなことがありました

先日、Twitterの方でこういったニュースが流れてきた方もいらっしゃると思うんですが、今回はこれに関していろいろ言いたいことがあるので、それらを語っていきます。

ロビンってどのロビンのこと?

まず、前提としてバットマンのコミックには初代ロビンのディック・グレイソン、2代目ロビンのジェイソン・トッド、3代目ロビンのティム・ドレイク、4代目ロビンのダミアン・ウェインがいます。
(4代目ロビンはステファニー・ブラウンという女の子でダミアンが5代目という時期もありました)

この前提を踏まえてみると、どのロビンのことかわからないと思うんですが、そもそもコミックを読んでいない方はバットマンの相棒ロビンに複数のバージョンがあることすら知らないという人も少なくはありません。
しかしながら、バットマンは実は80年以上の歴史を持っている長寿作品の一つなので、当然いろんな変化が起きるのは当たり前なんですよね。
最近のコミックだとアルフレッドが死んだりしてますしね。
(「バットマン:シティ・オブ・ベイン」はなんで邦訳されないんだ!!!!!!!!!)
とにかく、バットマンの歴史について知りたい方は「バットマン・ビジュアルヒストリー」とか「バットマンアンソロジー」などの書籍をお手に取ってみることをオススメします。

オタク特有の話の脱線申し訳ないですが、要はバイセクシャルだと明らかになったロビンは3代目ロビンのティム・ドレイクで、ほかのロビンの恋愛対象は基本的に女性です。

ゲイとバイを混同すな

ゲイやバイといったワードを理解できない方もいらっしゃるようなのでカタカナ英語ではなく日本語で説明します。
ティム・ドレイクは同性愛者になったわけではなく、両性愛者であったことか明らかになっただけの話です、そこでポリコレ批判に持っていくために嘘つくのは好ましくないですよね?
そして、ティムがゲイになった訳では無いので過去の積み重ねを否定とかそういうことをやったわけでは一切ないんですよね。
だから、ステファニー・ブラウンとの恋愛がなかったことになったわけではないし、今は男性キャラクターとデートしてようが、またよりを戻す可能性だって全然あるわけです。
外野からグチグチ文句垂れてないで、気に入らないなら触れずに黙ってたらいいと思うんですがね。

それと、コミック・ブックに変化はつきものです。
その変化が読者の望むものであるか、望まないものかは読者次第だし、読者全員が賛成するわけがないと同時に反対される訳でもないわけです。
時代に合わせてキャラクターのアイデンティティが変化することなんて珍しくありません、むしろ多いです。
それが受け入れられないならアメコミ向いてないだけです。
また、DCやMARVELから出版されてるコミックに同性愛者や両性愛者のキャラクターが出ることに対してポリコレ配慮だ〜って叩いてる意見に対して。
その通り、ポリコレ配慮です。社会情勢を反映してそういうキャラを登場させてるに決まってますし、そういうことは昔からずっとやってきたことじゃないですか、何を今更ネチネチポリコレ批判してるんですか?
LGBTに配慮するようになったのが気に入らないって素直にカミングアウトしたらどうです?
今の時代に急に出てきた訳ではありません。

1970年代には「グリーンランタン/グリーンアロー」という作品がありました。
この作品はドラッグ依存に悩む人々や、黒人差別とも向き合うべきだというメッセージ性の非常に強い作品です。
DCのコミックは70年代の時点でそんな話やってるんですよ?
差別や社会問題に対して非常に敏感なのはコミックの文化です。
今はLGBT差別にも配慮するようになった、それだけの話です。
いわゆるポリコレ配慮というものは昔からあるんですよ。

大して知りもしない癖にポリコレ汚染だと雑に批判する人達には心底反吐が出ますね。

チャック・ディクソンみたいなコミックスゲーターみたいな発言してるクリエイターの擁護してる時点で触れちゃダメな人なのはなんとなく察してしまいますが…

結論

アメコミのポリコレ配慮は昔からの文化。
最近はアメコミ映画でアメコミ文化をより多くの人が楽しむようになったから、多くの人の目にその要素が止まるようになっただけ。
時代に合わせてキャラクターのアイデンティティも変えていく、アメコミは変化が付き物のコンテンツ。
自分の好きなキャラに変わって欲しくないなら長寿シリーズなんて好きにならないことをオススメします。

では

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