桜が咲く頃は
昨日、晴れて社会人になった24卒です。
晴れて、という明るい言葉を纏いましたが、入社式でやっと社会人としての実感を芽生えさせた私は漠然とした不安を抱いていて、この感情のおかげで今年も春が訪れたことを実感させてくれます。
オンライン研修は、大学一年生のコロナ禍中での授業を彷彿とさせます。音声は流れているものの、何時間も何時間も無機質の前に座っているのは、人とコミュニケーションをとることが好きな私にとって苦痛で仕方がありません。
みんな同じ気持ちで日々を過ごしているのに、どうしても隔離されたオンラインという空間では”私だけじゃない”を実感しにくくなってしまう。私はそれに酷く嫌悪を抱いてしまうんだと思います。
早く抜け出さなくてはいけないのに、学生気分なんかそんな直ぐに抜けるはずもなく、学生というレッテルをずっと纏っていたいという気持ちが私を離してくれないのです。
三月の終わりに行った卒業旅行は至高でした。
みんなで”今”を楽しむことが出来て、未来のことなんて想像にしか過ぎなくて、迫りくる現実なんて笑って吹き飛ばすことができた。
新しいコミュニティに慣れるまでは、きっとみんなのことが恋しくて仕方ないでしょうが、毎年毎年この時期の抑鬱に悩まされる私は今張り切り過ぎると心が壊れてしまうことを熟知しております。
頑張り過ぎないように、頑張る、です。
慣れてきた、と思う頃にはもう気温も上がってきて紫陽花が咲き始めているんだろうな。
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