見出し画像

海外引っ越し日本から持ってきたもの

2021年秋に日本からスウェーデンに家族4人で引っ越した我が家。
引っ越し荷物はスーツケース6個のみでした。
厳選に厳選を重ねスーツケースに詰め込んだもの、これはいらなかったなというもの、持ってこなくて後悔したものを紹介します。


引っ越し業者は依頼せず!スーツケース6個の引っ越し

そもそもなぜ業者に依頼せずスーツケースの荷物だけで引っ越したのか。
ずばりお金がかかりすぎるから!です(笑)

今回の引っ越しは海外転勤とは違い転職の現地採用扱いです。
なので費用は自己負担。(ビザと飛行機代以外)

我が家は以前にも海外に住んでいた時期があるのですが、そのときは日本の企業に勤めていて転勤扱いでの駐在だったのでほぼ全額会社負担だったんです。
そのときは船便と航空便に分けて数十箱送ったのですが依頼料が総額100万超えでした。
それを覚えていたので今回も一番お金がかかるのは荷物だよね…と。

そしてこの頃はコロナ禍真っ只中。
飛行機も船もかなり減便していて送ったとしてもいつ頃届くかわからないと言われました。
さらに、わたしたちは住む家も決まっていなかったのでそもそも送り先がなく、もういろいろ面倒になって開き直って「自分たちで持てる分だけで行こう!」となりました。

スーツケースに詰めたもの

スーツケースは合計6個。
私と夫が預け入れ荷物の最大サイズのスーツケースをそれぞれ2個ずつ、娘たちが持てるサイズの小さめスーツケースをそれぞれ1個ずつです。

旅行ではなく引っ越しなのでここに入る荷物が私たち家族のすべての荷物ということになります。
あとは多少実家に置かせてもらって、大半は処分しました。

さてスーツケースの中身。
一番多かったのは衣類です。
引っ越しが10月だったというのもありますが、スウェーデンは寒い国なので厚めの冬服を中心にひとまず生活が落ち着いて買い物に行けるまでの分ということで各10セットずつくらい。

化粧品やシャンプー類なんかもスウェーデンで合うものを見つけるまでの分ということで3ヶ月分を目安に持ってきました。
乾燥が酷いと聞いていたので保湿系多め。

食品も多少調味料を持ってきましたが、食べ物はほんとキリがないので極力現地のものに慣れよう!と最小限にしました。
スーツケースに詰めたのは白だしやポン酢、ふりかけ、お茶漬けなど。

あとは娘たちの大事にしているおもちゃや日本語力維持のための本やドリルなども持ってきました。
2年経った今となっては全然使っていませんが、スウェーデンに来てすぐお家に何もなく近くの遊び場もわからず友達もいない状況ではとても役に立ちました。

この時点で結構いっぱいだったんですが忘れてはいけないのが現地の方たちへのお土産ですよね。
先に日本人のご家族が何人かいらっしゃると聞いていたのでお菓子やふりかけなど主にお子様向けのものを持っていきました。
夫の会社の方たちには王道キットカットとじゃがりこをチョイス。

持ってきたけどいらなかったかも?

スウェーデンの冬はとにかく寒い!と聞いていたので防寒グッズは多めに持ってきました。
その中でもこれはいらなかったかも…と思ったものたち。

いらなかったもの第一位はヒートテックです。(個人の感想です)
寒い=しっかり着込まないと!とわざわざ買い足してまで持ってきましたがほとんど着ていません。
スウェーデンの冬はたしかに外はマイナス20℃になる日もあって寒いんですが、セントラルヒーティングがしっかりしているので室内は半袖でも大丈夫なくらい温かいです。
お店も同じでどこも入った瞬間から温かいので中にヒートテックを着込んでいると暑くて汗をかきます。
現地の人たちは半袖の上にダウンコートを着ている人もたくさんいて、店内に入ったら半袖で過ごしているなんて光景もよく見ます。
着込みたいならヒートテックのようなインナーではなく、パーカーなど前開きで脱ぎ着しやすいものを重ねるほうがいいです。

同じく防寒系でコートとブーツも。
これはスウェーデンの冬は寒すぎて日本で買ってきたものでは太刀打ちできなくて、結局買い直しました。
スウェーデンの真冬に着ているのはスノーウェアのようなものです。
マイナス5℃くらいまでなら日本で売っているものの中でもしっかりめのダウンコートとかならなんとかなるんですが、気温がそれ以下になると太刀打ちできませんね。

ブーツは寒さももちろんなんですが、スウェーデンでは石畳が昔のまま残っている道も多く、さらに雪の季節には滑り止めのための小石が大量に撒かれるので靴底のしっかりしたものでないと痛くて歩けません。
冷たさも伝わってきてしまうので日本の軽いファッションブーツでは冬はキツいですね。
もし日本から持ってくるなら最近流行りの厚底のものや、冬の登山も出来そうなしっかりしたブーツのほうがいいと思います。
スウェーデンではH&MやZARAなどで日本で買うより安くで買えるので、こちらに来てから買うのもおすすめです。

ガムラスタンの広場 地面は石畳です

持ってこなくて後悔したもの

反対にこれは持ってくればよかった!と思ったものもあります。
一時帰国した際にしっかり買い足しました!

持ってこなくて後悔して初めての一時帰国のときに真っ先に日本で買ったものはラップケースとバターケースです。
これはスウェーデンに限らず海外あるあるだと思うんですが、ラップがびっくりするぐらい切れない!
そして使い切る前に歯のところや箱がボロボロになる!
地味にストレスなので日本にいるときは使ったことなかったんですが、ラップケースを買ってみました。
ラップが日本とはサイズが違うので要注意ですが、それさえ間違えなければすごく快適に使えるようになりました。

あとは細々したものですが、日本で100均で買えるようなものはできるだけ日本で買ってきたほうがいいのかなと感じています。
便利グッズやかゆいところに手が届く系のものはやっぱり日本が一番だし、スウェーデンで同じものが売っていたとしても値段が全然違うので…
3倍で買えれば安い方、日本で100円のものが1000円弱するなんてことも結構あります。

洗濯ネットやS字フック、輪ゴム、洗顔ネット、旅行用の小分け容器などなど…
あげだしたらキリがないですが、荷物の隙間にでも押し込んで持ってくると本当に感動するぐらい重宝します(笑)

日本から荷物を送ると…

日本に実家があったりお願いできる友達がいたりして荷物を送ってもらえるとすごく助かりますが、送れるものに制限があるし送料がびっくりするぐらい高額です。
引っ越しに使うような普通のサイズのダンボールにいろいろ詰めて送ってもらうと送料が1箱1万円を超えたり…
さらに関税もかかるのでできる限り自分で持ってくるか現地調達がいいかと思います。

スウェーデンは先進国だしヨーロッパなのでほとんどなんでも買おうと思えば手に入ります。
品質が微妙だったり値段が高かったり…というのはありますが。

意外とAmazonなんかのネット注文もちゃんと使えるし、食べ物も日本食にこだわらなければそんなに困ることはありません。
我が家はもう娘たちが小学生である程度大きいので楽でしたが、赤ちゃんや小さい子がいるとまた必要なものも変わってくるかもしれませんね。

スウェーデンで使っているものやよく買い物するお店などもまた書けたらいいなと思っています。
それでは今回はこの辺で!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?