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孤独の中にあるもの

孤独

きっとこれは
生きているすべての人たちが
心のどこかにひっそりと抱えているものだろう。

グリーフケア(悲しみのケア)
と言われる言葉も、
私はここ数年で知り、

それに関わる絵本も手に取ったことがある。
ぽっかりと空いた心に静かに静かに寄り添うものだった。

これは、私が感じた孤独に対する
自分なりの思いであり、
一つ考えとして捉えてもらえたらと思う。



私が感じてきた’孤独’とは、
「私の気持ちなんて誰にも分からない」
という感覚のような気がする。

誰にもわかってもらえない
深い悲しみや、恐怖、不安etc..

世界に自分がたった一人ぼっちなような、
ポツンと取り残されてしまったかのような、、

周りにはこんなにもたくさんの人がいるのに、
味方でいてくれる人も大勢いるのに、
なぜかいつも心の奥には、’孤独’を感じていた。

そして、事あるごとに
自分の殻に閉じこもってしまう。

もうこれ以上
傷つかないように。

空はいつも、見守ってくれてる


今でこそ
少しずつ見えてきたものは、

「誰にもわかってもらえない」という感情は、
自分に対して感じていることだということ。

傷ついた自分、落ち込んだ自分、
そこに対して誰か他の人に気づいてもらいたい、寄り添ってもらたい、、

でも
おそらく一番寄り添ってもらいたいのは、

’自分自身’。

「頑張ってるよ」
「よくやってるよ」
「悲しいんだね」
「悔しいんだね」

そんな風に、
私からわたしへ言葉をかけた時、
涙がそっと頬を伝う。

自分に向けてそんな言葉をかけるだけで、
おそらくこれまでには感じたことのない、
心のあたたかさがゆっくり、
じんわりと感じられる。

誰かから、何かを(愛を)
もらおうとしなくてもいい。
きっとそんなふうに気づけるんじゃないかな。

自分の中に答えがあるって、
よく聞くけれど、


’孤独’という感情もまた、
悲しみだったり、
不安や恐怖に気づいてほしいから、
寄り添ってほしいからなんじゃないかな。

誰よりも自分自身に。


そこから本当の意味で、
手を差し伸べてくれる人のあたたかさも
身に染みて感じられるのだと思う。

孤独が教えてくれることって、
本当にたくさんある。

キレイゴトと言われるかもしれないが、

そう思うと、孤独とは、
なんとも愛おしい感情でもあるのかもしれない。

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