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昨日食べた鯨が美味しかった件

昨日、近所のスーパーに行くと鯨を売っていました。
我が目を疑いました。

鯨???

でも、何度読み返しても

と書いてあります。しかも

『お造り用』

ついでに言うと、

安かった(笑)

100gで280円くらい。手にとって矯つ眇めつ眺めてみましたが、どこからどう見ても鯨であり、280円です。半ば、騙されたような気分のままカゴに入れて買って帰りました。

とは言うものの。

鯨のお刺身なんて、どうやって食べるの?

子供のころ、食卓にはよく鯨がのぼりました。
当時は安いタンパク質だったと思います。
しかし!
固かった!
もう一つよく食卓に登場したのが鯖で、鯨と鯖は「またか」という感じでした。今思えば随分贅沢な話です。最近はスーパーの魚コーナーの種類もめっきり減りました。その上に値段が高い。鶏肉はおろか、豚肉よりも高い。時には牛肉より高いこともなくはありません。秋刀魚などは一昨年に貧相なものを一匹食べたくらいでしょうか。今年も秋刀魚はお目にかかれそうにありません。

肝心の鯨ですが、その子どもの頃を思い出さないといけない程に長年食べていません。子どもの頃にどうやって食べてたっけ?と思い出してみるに、大阪の場合はまずハリハリ鍋です。子どもながらにハリハリは好きでした。鯨は固かったけど(笑)。水菜がとても美味しくて、ご飯をいくらでも食べられた。他には、焼く? 塩胡椒で焼いたんだっけ。あるいは、コロという鯨のどこやらの部分をおでんに入れていたようないなかったような。いずれにしても刺身で食べたことはありません。

もう、わからないので、ググった。
で、こちらにお世話になりました。

酒、砂糖、醤油、昆布醤油、味醂を同量ずつ入れて煮立てて冷ます。それにつけて食べるのだけど、おろし生姜とおろしニンニクを好みの量だけ合わせます。後から思ったけど、胡麻油を少し足してもいいかもしれない。

そうして・・・。

いただきました。

固い・・・?
まさか!
もう、柔らかくて柔らかくて、本当に美味しかった。
え? これ鯨? っていう感じです。
焼いたらどうなるのかなぁ。
またスーパーに並ばないかなぁ。

それにしても、「ニタリ鯨」っなんだろう。
北西太平洋産ってあるけど、どこで水揚げされたのかなぁ。大阪近辺であれば、昔は和歌山だったけどなぁ。最近は冷凍や輸送技術も発達してどこからでもやってくるような印象。

とにかく美味しくて、嬉しい驚きでした。

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