AyumiKatayama

2022年6月にnoteを始めました。プログラマー歴30年以上。C、C++、C#、VB…

AyumiKatayama

2022年6月にnoteを始めました。プログラマー歴30年以上。C、C++、C#、VB、VBA。リアルタイムシステムの組込みソフトウェアを主にやってきたました。なのでOSもCPUも様々です。その他関心のあることは、物理、数学、明治時代、死刑制度、そして辞書。コメントは大歓迎です。

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遊月さんのC言語と遊ぶ strchr

こちらの記事がきっかけで。 C言語を盛り上げるためにも、たくさんの記事を書きましょう! そんでもって、ちょっと変えてみたわけです。 const char* c_strchr(const char* s, int ch) { for (;;) { if (*s == '\0') { return NULL; } if (*s == (char)ch) { return s; } s++; } return NULL;}

    • 京大Python教科書 平方根を求める 計算方法を変えてみた

      前回の記事の続きである。 前回は、0.00000001を1億4142万1356回足し算して、2の平行根を探したわけである。これでもできないわけではないが、40秒もかかってしまう。 これは、あまりにも、あまりにも、長い! というわけで別の案を考えた。 なんとなく、京大Python教科書はほったらかしの体だ。いつか戻ります(笑)。 こういうのはどうだろう2の平方根を探すにあたって、まず、1の位から始める。 0の2乗は0 1の2乗は1 2の2乗は4 なので1の位は1であ

      • 京大Python教科書、平方根を求める

        タイトルの「京大Python教科書」というのはこちら。 前回はPythonの環境構築まで書いた。 (前回が既に3ヶ月近く前…) 今回はいよいよプログラミングである。 いよいよプログラミングする「3.変数と演算,代入」は、実にありがちなタイトルである。プログラミングの基本中の基本であるが、どうしても抽象的になりがちであまり面白くないかもしれない。こんなところでモタモタしていてもプログラミングが嫌いになるだけだろう。たくさんプログラムを書いて体得してくれ。というわけで、本章

        • 宇宙にある何かを計測し正確な結果を得られる機会を神から一回だけ与えられたら何を計測したいですか?

          こちらの記事が面白くて。 タイトルは、リンク先記事のオリジナルを少しカットしている。 「好きなところから好きな手段で」、「何をどこからどのように」していいのかわからないわけで(笑)。 でもって、私が知りたいのはこれである。 銀河の質量 ダークマターが注目されはじめたのが、そもそもこういうことだった。 銀河の質量が少なすぎやしないか 銀河も回転しているので、質量が少なすぎるとその形状を留めようとする力が不足して銀河という形を維持できないはずである。 例えば、地球も

        遊月さんのC言語と遊ぶ strchr

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          漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(2)

          前回、漱石の『文学論』について触れたのだか、文庫本にある亀井俊介氏の解説に対する言及だけに終始してしまった。今度こそは「ジェイン・エア」について触れてみる。 もう迷わない。 もう道草しない。 ジェイン・エアに一直線に行く。 (大袈裟な・・・) おっと、その前に。 ジェイン・エアをどうのこうの語るにあたって、やはりジェイン・エアがどういう小説なのか、たとえ一部であっても触れざるを得ない。それは漱石もやっているわけで、引用して文学論を語る以上避けられないことである。このため

          漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(2)

          NHKスペシャル『下山事件』

          数日前、下山事件に関する検察の未公開資料を入手したと、NHKニュースで報道されていた。驚きもし、気になりもしたが、いずれまた特別番組だか何だかで放送されるのだろうと、なんとなくのんびり構えていた。 ところが、である。 2024年3月30日 土曜日。7時のNHKニュースが終わってそのままにしていたら、突如NHKスペシャルが始まった。NHKスペシャルはたいていは21時以降なので、19時半という早い時間に始まることを訝しく感じていると『未解決事件』などと出てくる。 まさか。「

          NHKスペシャル『下山事件』

          漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(1)

          近頃、漱石の話が多いんだが。 発端はシャーロット・ブロンテ著 阿部知二訳『ジェイン・エア』を読んだことがきっかけだった。それについてはこちらで。 漱石蔵書の『ジェイン・エア』も是非とも読んでみたいと思うものの、まずは『文学論』から。 漱石『文学論』を求めてまずは図書館で借りてみることにする。 近隣の図書館が2つあって、図書館Aに岩波文庫の『文学論』があることは知っていた。だが、その日は図書館Bに返却することになっていて、検索してみても図書館Bに『文学論』タイトルの漱石

          漱石の『文学論』が面白いんじゃね?(1)

          漱石の本棚

          タイトル画像・・・ これを見た瞬間にただただ見とれてしまった。 これは空想でもなく創作でもなく、この世に、そしてこの日本に紛う方なく存在する本棚である。それは、 漱石の本棚 こちらのサイトから使わせていただいた。 漱石が生存中にこの通りに並べていたのかどうかはわからない。だが、少なくともこれらの本は漱石が事実所有していた本そのものであり、中を開くと(おそらくは、間違いなく)漱石が余白にペンを走らせた数々の書込みが見られるはずである。漱石の蔵書は、今、東北大学にてその全

          漱石の本棚

          所用で京都へ行ったが、すでに往路の電車から混み混みで、帰りはなんとか座れそうと思ったが人身事故でお京阪が運転見合せ、てくてく歩いて近鉄→JR京都線→JR環状線を乗り継ぎ、やはり混み混みで、暑くて喉は渇くわ頭も痛くなってくるわでクタクタ。夕食は店屋もん。ちかれたびー。

          所用で京都へ行ったが、すでに往路の電車から混み混みで、帰りはなんとか座れそうと思ったが人身事故でお京阪が運転見合せ、てくてく歩いて近鉄→JR京都線→JR環状線を乗り継ぎ、やはり混み混みで、暑くて喉は渇くわ頭も痛くなってくるわでクタクタ。夕食は店屋もん。ちかれたびー。

          まだ読んでないのに語ってみる『国語の辞典をテストする』

          先日、辞書に関する記事を書いた際に「暮しの手帖」に掲載された「国語の辞典をテストする」という記事を読みたいと、そう書いた。すると、なんと、Akioさんがこのような記事を届けてくださったのである。 もう、テンションは爆上がりで、 「読みたい」が 「読みたい!読みたい!読みたい!」 くらいにはね上がってしまった(笑)。 記事の後半でテストの要約を提示いただいていて、とてもわかりやすい。上手くまとめてくださっているので、もう十分といった感じなんだが、いやいや、どんな語彙をテスト

          まだ読んでないのに語ってみる『国語の辞典をテストする』

          コーリー・スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』

          この感想を読書メーターに書いたのは、もう4年ほども前になる。こちらの本の感想である。 メリアム・ウェブスター社はアメリカ最古の辞典出版社であり、著者コーリー・スタンパーはウェブスター社の辞書編纂者である。 辞書の編纂者とは日本もアメリカも同じなんだなと、つくづく感じる。こつこつと用例を収集し、悶々と語釈に悩み、黙々と現代語に向き合う。そういう人たちだ。 さて。 本書の目次である。 Hrafnkell 辞書編纂者の偏愛 But 「文法」の誤解 It's 繁茂する英語

          コーリー・スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』

          マイナンバーカードの更新

          やってきました。 マイナンバーカードの更新通知。 有効期限は今年令和六年の誕生日まで。 四月生まれなので、もう二ヶ月を切っている。 ずいぶん前に来ていたのを放置していた。 免許更新は誕生日の一ヶ月前から一ヶ月後までの間で更新できたんだったが、私の場合はそれでゴールデンウィークがうまくはまってくれていた。マイナンバーカードの更新通知を見た時にも漠然とゴールデンウィークに行こうかなどと考えていたのだったが、封筒を開けて見ると、なんと、 有効期限は誕生日まで となっていたわ

          マイナンバーカードの更新

          毎日、大阪市内を通過して移動している。その大阪市近辺はもうずいぶん前から5Gになっている。なっているんだが。どうにもつながりが悪いような気がしてならない。ネットをみていると遅かったり、あるいは表示されなかったり。ふとみると「5G」。実は私だけ、とか(笑)

          毎日、大阪市内を通過して移動している。その大阪市近辺はもうずいぶん前から5Gになっている。なっているんだが。どうにもつながりが悪いような気がしてならない。ネットをみていると遅かったり、あるいは表示されなかったり。ふとみると「5G」。実は私だけ、とか(笑)

          漱石が蔵書余白に残したメモを読みたくて、そして東北大学付属図書館 漱石文庫

          前回こちらの記事で、漱石が読書中の本の余白に書き込みをしていたことを書いた。 その書き込みをどうにも読みたくて、時々あるんだが、こういうことになると私は妙にシツコイ。寝る前にもまだ諦めきれず、考えてみれば『漱石山房』や『国立国会図書館デジタルコレクション』など、ピンポイントで探しすぎる。忘れていたGoogleという広大な検索ツールを。というわけで、検索バーに突っ込んでみた。 で、見つけたのが、こちら。 東北大学の図書館? クラウドファンディング? クラウドファンディン

          漱石が蔵書余白に残したメモを読みたくて、そして東北大学付属図書館 漱石文庫

          漱石とジェイン・エア

          河出書房新社の全集から阿部知二訳の『ジェイン・エア』を図書館から借りてきたのは訳を比べてみたかったからなのだが、気がつくとそんなことはすっかり忘れて文字を追うことを止められない。 阿部知二訳はハードカバー二段組、525頁。 大変に長い。 吉田健一訳は文庫635頁。 吉田健一訳はおそらく特に短いんだろうけど、阿部知二訳は特に長いように思える。全集の525頁で、ハードカバーでもあり、重量もたっぷりである。ではあるんだが、全集の場合、小説以外の情報もちらちらとあったりする。こ

          漱石とジェイン・エア

          『辞書になった男』、そして辞書と私

          『辞書になった男』188頁以前より気にかけていたこの本を開いたのは日曜日で、その日一日でほぼ半分を読みきってしまった。翌日の通勤電車の中で、会社の昼休みで、やはり読み続けた。 そうしてさしかかった188頁。その中央の段落を切った後の五行の文章。 そのわずか五行の文章を読んだとき、まるで時間が止まったように感じた。時間も空間も凍りついたようで、そこにあるたった数行の文字をただひたすら凝視していた。そこからは次の言葉がまるで紙の上に浮き出し飛び出してくるようだった。 新明

          『辞書になった男』、そして辞書と私