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名作漫画フルバの続編『フルバナ』が今熱い!

20〜30代女性のバイブルと言っても過言ではない名作漫画「フルーツバスケット」、通称「フルバ」の続編が花LaLa onlineで連載中です! 現在26話目が公開中ですが、クライマックスに向けてさらにお話がおもしろく展開していっています。


今回は、フルバの続編「フルーツバスケットanother」、通称「フルバナ」の見どころを前作の情報を交えつつお伝えしていきます。

若干、ネタバレがありますので、苦手な方はUターンをお願いします。


そもそもフルーツバスケットとは?

フルバは白泉社が発行する「花とゆめ」にて1998年16号から2006年24号に連載された漫画です。作者は、高屋奈月さん。コミックは全部で23巻で、2001年にはアニメ化もされています。

2001年に第25回講談社漫画賞少女部門を受賞。「もっとも売れた少女マンガ」としてギネスブックに認定されたほど絶大な人気を誇っていました。少女漫画ですが、男女限らず人気があったようなイメージです。


あらすじはざっくりと、以下の通り。

主人公の本田透は都立海原高校に通う女子高生。唯一の家族だった母親を事故で亡くしたあと、草摩一族の所有地だと知らず山でテント暮らしをしていたところを同級生の草摩由希(男の子)に見つかります。家事の腕を買われ、草摩家で暮らすことになる透ですが、異性に抱きつかれると十二支の動物に変身してしまう草摩一族の呪いの存在を知ってしまい……。


作者いわく、一言でまとめると「お茶の間ほのぼの系コミカル学園ラヴラヴちょっと不思議付き物語」だそうです(笑)シリアスな場面もありますが、笑いどころも多くあるのでそこまで気持ちが重くならずに読める作品です。

続編のフルバナは、前作のフルーツバスケットの愛蔵版の発売記念として連載がはじまりました。前作で登場したキャラクターたちの子供が登場し、前作ファンにはたまらない内容になっています。もちろん、はじめて読む方にも楽しめる内容になっています!


高屋奈月先生の巧みな伏線に注目!

フルバナの舞台は、前作と同じ都立海原高校です。主人公は、三苫彩葉(みとま さわ)、高校1年生。内気な性格で、透くんとはまた違った印象です。唯一の共通点は母子家庭に育っているということですが、透くんが母親を溺愛していた一方、三苫ちゃんは親子関係がうまくいっておらず、母親に対する嫌な感情も度々でてきます。


透くんは、自分のことを差し置いても他人のことばかり気にかけて、「そんないい子いるんかい」と思っていた人も多いかと思いますが、三苫ちゃんは割と人間味に溢れているというか、いい意味で読者の感覚に近いものを持っていると思います。


物語は、登校初日、三苫ちゃんが遅刻するところからはじまります。家にほとんどいない母親が家賃の支払いをしていなかったことが原因で、管理人さんからお叱りを受け、遅れてしまったのでした。

先生から遅刻について怒られているところを、生徒会副会長の草摩睦生くんに助けられます。この子は物語のキーパーソンです。超美形、そして腹黒い(笑)名前を見てわかるとおり、草摩一族の方です。


三苫ちゃんは助けられたことをきっかけに、半ば強制的に(笑)生徒会への一員となることになります。睦生くんがたまに意味ありげな言葉を発するところからみると、意図的に三苫ちゃんを生徒会に入れたように思えます。


昔に何かしらの関わりがあったらしい三苫ちゃんと草摩家。謎解きのように明らかになっていく関係性から目が離せません!


フルバナは三苫ちゃんの成長物語

三苫ちゃんは過去のトラウマから人と関わることを避けていました。ひょんなから生徒会の一員となって、草摩家のみんなと関わっていくうちに、三苫ちゃんは強く、そしてたくましく成長をしていきます。

前作フルバでは、主人公の透くんが聖母のような優しさで草摩家のみんなの心のわだかまりを解いていっていました。今作ではその逆で、草摩家のみんなが主人公の三苫ちゃんの成長を助けていきます。


高屋先生はあるインタビューで、

「幸せそうな家庭の気配みたいなものを、子供達から感じていただけたらうれしいです」(コミックナタリー/「フルーツバスケット」愛蔵版発売記念、高屋奈月インタビューより)

と話していたんですが、誰かに良い影響を与えられるくらい力強く生きている子どもたちを見ていると、フルバのキャラクターたちはきっと幸せに暮らしているんだろうなと想像することができますね。


前作キャラの子どもたちすでに12人登場!

フルバナは前作を知らない人も楽しめる作品になっていますが、やっぱり前作ファンはより一層違った目線で見ることができます。

それはやはり前作のキャラクターの性格や容姿を受け継いだ子どもたちがわんさか出てくること。コミック2巻までの時点で、出てくる前作キャラの子供はなんと12人! 高屋先生は本当にサービス精神が旺盛な方です。


キャラクター全員の子どもは出さないと以前インタビューで答えていましたが、それでも新しいキャラクターが登場するたびに「誰の子供だろう」と想像しながら楽しむことができます。

残念ながら、フルバナには前作キャラクターは登場させないとのことです。子どもたちの会話から前作キャラに想いを馳せるのも楽しみ方のひとつですよ。


まさかの次回更新が最終回!?

高屋先生は、今年の8月6日に更新したTwitterで次回のお話で最終回になると宣言しました・・・!もともと、フルバナ自体もコミック3巻まで終了させる予定だったとのことなので、そろそろ最終回かなと構えていた読者もいたのではないでしょうか。


フルバナはかなりのんびり更新されているようで、一気に更新されることもあれば、間が3カ月ほど空くこともあります。前回の更新が8月6日ですから、そろそろ最終話がアップされてもおかしくないかもしれませんね。


まとめ

前作ファンもそうでない方も、フルバナを読んでみてはいかがでしょうか?

これを期に前作フルバを読み直してみてもいいかもしれませんね。

編集:円(えん)


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