スバエベナレスとは、インド政府が執り行うガンガーへの夜明けの祈りの儀式。
バラナシの朝は、生命、光、精神性に満ちていて、世界で最も美しいと表現される。
ヴェーダの詠唱、インド古典音楽の演奏、YOGAが毎日行われるSubah-e-Banarasは、人々が宇宙と内なる存在をより意識するのを助けると言われている。

そこで演奏されるのは、日の出のラーガ。
日の出のラーガにもいくつかあるが、今回わたしがうたうのはBhairagi Bhairav(バイラギバイラブ)というラーガによる古典と、本番1週間前にグルジからこれもうたいなさいと渡されたBhairavi(バイラビ)のバジャン(讃歌)。
バジャンに関しては知らない音階だったし、はじめ1番だけだったのを数日後に3番まで増やされた。
“1番だけでもいいし、うたえそうだったら3番まで。ノートは見てもいいよ。” とグルジ。