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東京路地紀行 16 中央区月島

さて続いては、町名が佃のエリアに。
町名「佃」のエリアは、旧佃島とその後月島とともに埋め立てられた新佃地区の2つから成っています。今回はそのうちの新しい佃のほう。月島とともにつくられた夜の町を歩きました。

※写真のほとんどは2022年に歩いたもので、2023年9月に再訪問したら変わってしまっている場所(建物がなくなった)もありましたのでご了承のほどを。

月島地区は、もんじゃストリートがいまやたいへんな賑わい。そのまわりにももんじゃ店や飲み屋、最近ではおしゃれなバーまで営業している夜の繁華街になりつつあります。一方、その隣の新佃は純粋な住宅地、それも昭和の香りをたっぷり残してくれています。

路地の中央の窪みは雨水を集めて流すもの。ちょっとした工夫ですが、これで清潔感も保てます。こういう路地には必要ですね。

昔はなにかのご商売をされていたのでしょうか。今でもすてきな家屋。特に2階の物干し台は木製のようです(^^)/

2022年の風景です

真っ平らな埋立地のはずなのになぜか階段と段差。この周りは平らなのになぜ??理由はわかりませんが、ちょっとしたアクセントがあって好きな場所。数年前に訪れたときは左側にまだ木造家屋が建っていました。そしてこの写真は2022年のもの。2023年10月に再訪したら、右の長屋もなくなっていました。レトロは急げ、というけど… ( ノД`)シクシク…


2022年の風景です

近づいてみましょう。わずか3段の石段ですが、人々の足に踏まれるところは摩耗の跡も見られ、とっても味があります。

階段のある路地をさらに進むとまた階段が!
こちらはこの先が隅田川の堤防になっており、その堤防へ向かって盛り土されているための段差です。

ここも堤防へ通じる路地階段ですが、階段はきれいに。一方建っている家屋はこれまた歴史ある渋い木造家屋が数棟。

芸者さんが出てきそうなお宅ですね・・・月島芸者⁈ 妄想(笑)


さて隅田川の堤防に出ると、写真のとおり川は見えませんが、その代わりに頑丈な堤防のコンクリート壁の裏側の凹みにそって植木鉢がびっしり。堤防園芸とでも申しましょうか(笑)花を咲かす草類もありますが、盆栽や低木の樹木が幾鉢も。近所の方々に大事に育てられているというのがよくわかります。
昼間もきれいでしょうが、夜はこのように街灯の明かりに映し出された植物たちがいい感じに陰影を出してくれいます。

スカイツリーもよく見えます。

そして、最後にもう一度路地へ。トタンの外壁と赤い花のコントラストが気に入り、パッシャ📸

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