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【逆噴射小説大賞】応募自作品紹介 Part2/2

ドーモ、azitarouです。秋の夜長が深まる中、いかがお過ごしでしょうか。10月も早いもので、もう間もなく逆噴射小説大賞の応募期間が終わろうとしています。

私は今まで10作品を投稿しました。うち6作についてはすでにこちらで紹介させていただいていますのでここでは割愛させていただきます。

この6作については、以前からおぼろ気に構想があり、この逆噴射小説大賞の機会でありがたいことにテキストの形で世に出すことができました。逆噴射先生並びにダイハードテイルズの皆様ありがとうございます。

さて、これ以降の4作については、他の応募作品を読んでいくうちに自分の中に生まれたものであり、個人的にセルフコロナ賞を進呈したいくらい会心の出来だと自負しているので、ここで振り返りをしたいと思います。ワオワオ!

ファースト・エンカウント

むせかえるほどのロボット物。一文一文を短く区切り、動的な描写と無機的な雰囲気を心掛け、戦場の乾いた雰囲気をテキストで表現してみたかったやつ。一般兵視点で『未確認敵機と遭遇し、ズタボロに追い込まれる』シチュエーションこれが大好き。アーマードコアの「騙して悪いが」とかPS2版機動戦士ガンダムのOPのエッセンスも多分に含まれてる。この世界のロボットは重機の延長線上の存在なので一度こけたらクレーンで引き起こさないと自力で立ち上がれないんだねきっと。だからこそヒロイックな動きで迫ってくる敵機がヤバい。


ディープ・ダイバー2041

異次元の怪物!崩壊した世界!ハンドヘルドコンピュータに有線接続バイザー!で完全にメガテンです。ミレニアム世代のレトロフューチャーガジェットを出したくて400文字書いた。満足している。情報を食う侵略者というのもなかなか胡散臭いSFらしく、結果出てくる情報とやらが消費者金融や胡散臭い会社のキャッチコピーでパルプとしていい線をいってるんじゃないか。それにしても主人公の描写と世界観説明を同時に詰め込むのはなかなか至難の業だった。


ライディング・ホッパー

なにやらホビー漫画ライクな作品を多く見かけたので触発されて書いてみたらガッチガチのSFレース物になった。ライバルキャラの名前や台詞にその名残があります。改行と行間で疾走感を表現しようと努力しました。クライマックスのブチあがるシーンにナレーションを配置し映像作品的に訴求しようという目論見。またしても世界が崩壊しているが、こっちの世界は「橋が壊れたんならそれを飛び越えられる技術作ればええやん!」のポジティブシンキングで危機を乗り越えたタフな人類なのだ。駆動脚の設定は先述のアーマードコアやメダロットの脚部パーツが諸源。逆関節鳥足兎足これが大好き。


共鳴機神オルガマキナ

アイドル×ロボット物のめちゃくちゃ熱いやつ。当然マクロス7やアクエリオンの影響がバリバリ出てる。とにかく王道進行の重ね掛けなので物語強度が絶対に強い。というか冒頭400文字じゃなくてクライマックス400文字(書いててチョー楽しかった)。構想一晩執筆20分の超スピード作品。巨大ロボの頭部をアイドルステージにしたらスポットライトやレーザー照明が武器になることに気づいてしまった……。推しへの気持ちが虚無の暗黒と戦う糧になるのだ。


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というわけで、これで全作品の紹介が終わりました。並行して他の方々の面白い作品のピックアップも密かにまとめていたのですが、めちゃくちゃ量が多くなりどうしたもんか頭を抱えています(近いうちにピックアップ記事を公開する予定です)。なにやら第2回の開催も決定したそうで今度は作風を広げつつ、公開した作品の手直し等を進めていけたらなーと思っております。それでは近いうちにまた会いましょう。


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