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社会の迷子を抜け出す

前回書いたように私は自分を主張するのが苦手だ。今までずっと主張してこなかった私が急にこんな風に文章というカタチで自分を出し始めて、面白い意見だと言ってくれる人もいれば、戸惑っているような人もいた。

彼女はポエマーにでもなったのか?とかInstagramでの投稿に、日常とか切り取っちゃう感じ?とか言ってくる人もいた。
以前なら、その言葉を気にして投稿を辞めていたかもしれない。でも、そんな風に言われても私の気持ちがビクともしなかったのは、この一年でたくさん考え、経験を重ね、自分という人間を俯瞰して見れるようになったからだと思う。

迷子だった一年前

一年前、何もわからない社会の渦の中で私は完全に迷子だった。

昨年4月、新卒一年目。社会という大きな世界に放り出されポツンと一人立っているような感覚。 

大学まで部活でテニスをしていた私はスポーツの世界しか見えていなかった。小さなコミニティの中に蔓延した価値観に身を委ねていたと思う。社会に出た私は字のごとく井の中の蛙だったと知った。

頑張る方向が定まらない

それまでは、努力をする方向は大方決められて、決められた時期までに、勉強ではテストの点数が上がるように、試合では勝てるように、トレーニングや体組成は数値が変化するように努力した。

4月、周りは大手企業や総合商社、大学院などの道に進む中、私は大企業でも有名な企業でもとりわけ行きたかった会社でもない 。

「頑張りたい」と思った。
「頑張り方」が分からなかった。

今いる会社で上り詰めるための努力をしても良いし、全く違う会社に入るための努力でも良い。本当は進学して学びたかった栄養の勉強をしても良い。
将来海外で働くために英語の勉強をしたって、本当になんでもありだと思った。

選択肢が多すぎて、いろんな方向に伸びる可能性に戸惑った。どこにゆけば良いものか、頑張りたい気持ちだけで動くことが出来なかった。

どうしたら良いか私は考えた。頑張り方が定まらないのは、自分の理想がわからないからだと思った。

まずは理想を固めなくては。

理想がないのが問題だった

自分への理解が足りないからどこに向かっていげは良いかわからない。自分の好き嫌い、理想、感性、価値観、そういったものが明確でないから、動きだせないのだ。

私は理由や明確な目的がないと動けないというか、何もしないところがあり、広く浅くの交友関係は理解し難いと思うタイプだった。だけどそれでは、極少ない人の価値観にしか触れられず、理想を固めるためにはもっと多くの人に会う必要があると考えた。

行動的になれる理由

理想を固めるという目的が生まれ、動かなかった私は動くようになった。明確な目的があれば人は動けると思う。
好きな人だけ居心地の良い人だけでなく、薄っぺらい関係性を築いてみたり、合わなそうな人と喋ってみたり、食わず嫌いでは本当に嫌いかわからない。さらに、嫌いが見えると好きも際立つ。
自分がわからないという人はきっと、圧倒的に経験の数が少ないのだ。

そうして、好きなことも嫌いなことも、なんとも思ってないことも、なんでもいいから行動して、感じることが理想を固めるためには何より重要だと思った。

感じることが何より大切だから、良かった、嫌だった、というのは副産物。前よりも自分の感覚に素直になったし、わずかな感情にも気が付くようになった。

脱迷子

動きながら、自分を俯瞰してみて、少しずつ自分を理解することでしか、迷子は抜け出せないと思う。

まずは行動し、素直に感じる。

これが何より大切で、こっちかな、こっちじゃないな、と繰り返していくうちに、行先が見えてくるのではないだろうか。


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