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[エッセイ]【‘‘それだけで’’】

創作という言葉を一言で言い表すことは難しい、書いている本人でも創作とは‘‘こうだ’’とか、明確な答えというものがないからであります。
何かに触れる度に、私の中で何かを感じて、考えたことを創作というかたちで言語化する営みは一生、消え失せることはないと思っています。
言い換えれば、書くネタはなくならないものだと信じているからだと感じます。
哀哭から、瞳の中に眩しい光が差し込まれるような体感というのは、陰から陽へと転換される瞬間と似ているものがあります。
創作というのは、基本自分の中にあるモヤモヤとした感情を言語化して洗い流すようなものだと思う時があるのだが、そのような時にこそ、思ってもみなかった自信作をつくり出せたという達成感もあったりする。
切り取られた断片的な感情や思い、記憶をどのように形成させるかは自分次第でもあり、切り取られた原型は創作によって形成され記録する。
一連の過程により、記録を日記と読むか、エッセイと読むか、評論と読むかは、読み手の自由でもあり、書き手は読み手へ、読み手は書き手へと、いつでも立場を変えることさえ出来る時代にまで向かえられるようになれたのは、実のところ幸せなことなのかもしれないと思った。
記録になるまでは、どのような形であっても、創作として成り立つものだと感じています。

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