【才能研究】割り切るということ(アドラー心理学)

こんにちは。


あなたは「割りきる」と聞くとどういったイメージを持ちますか?


説明するとしたら、「個人的な感情を無視して、きっぱりと何か理性的な判断をする」といったところでしょうか。


割り切るという概念は、「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学においても非常に重要な概念のひとつです。


アドラー心理学では、「課題の分離」という考え方があります。これは、他者との関係において、自分の課題と相手の課題を区別することを意味しています。つまり、「割り切る」もひとつの概念が含まれていって間違いではないのではないでしょうか。


そもそも、他者はあなたの期待や欲求を満たすために生きているのではありません。


割り切ること、いわゆる「課題の分離」は、例えば、あなたとだれかとの間で何らかのトラブルが起きたとします。そのトラブルにおいて、どう考えても自分に原因があるとは思えなかったとしても、相手を根本的に変えることは不可能であり、自分の思考を変えることしかできないということを意味します。


ある意味、自分の課題と他人の課題を切り離すことは悔しいことですし、もどかしく、大変勇気のいることです。


しかし、どうもがいても、反発しても、自分には変えられない他人や環境、過去のせいにしてそれらに自分が翻弄されるくらいなら、自分の思考ひとつで変えられることに集中したほうが幾分が楽に生きられるのではないでしょうか。


逆をいうと、他人の課題を自分の課題にして悩んだり苦しんだりする必要もないということです。


「自分と相手を切り離して考えること」「割り切ること」は最初は抵抗があるかもしれませんが、こういった考え方もあるんだな~ぐらいの気持ちで頭の片隅に入れておくと、あなたの悩みが減る可能性も十分にあります。


悩んでもしょうがないことに苦しんでいるとしたら、いったん、あなたも「割り切って」みませんか。


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