【才能研究】批判的思考(クリティカルシンキング)の訓練

こんばんは。


あなたは、批判的思考(クリティカルシンキング)という言葉を聞いたことがありますか。


「批判的」というと強すぎる訳となり、日本語では誤解されがちになるので、「物事の本質を見極め、論理的に思考すること」というと、より近いものになるのではないかと思います。


今日、なぜこのテーマを取り上げたかというと、朝から、大谷翔平選手の翻訳者である水原一平氏の違法博打のニュースが飛び込んできたからです。


以前の私なら、こういった芸能人のニュースなどを耳にすると、女友達や会社の同僚の女性たちと一緒に「ギャンブル・女・酒にハマる男は、やっぱりダメよね~」などと井戸端会議を始め、とにかくその人のネガティブな情報を抉り、「こうだからダメだ」「ああだから最低だ」等と、どうでも良い悪口を並べて、暇つぶしのために無駄な話をよくしていました。


しかし、そういった単なる愚痴吐きや、まるでその人の親戚のオバちゃんであるかのような目線で、勝手にマウントを取り文句だけを並べることで終わってしまっては、そこには何にも生まれないことに気づきました。むしろ、ネガティブな言霊だけが残ってしまうだけです。


最近では、例えば、「今回、水原一平氏が陥ってしまわれたギャンブル依存症というのはどういった心の病気なんだろう」とか「ギャンブルをやめられなくなる人にはどのような特徴があるのだろう」とか「ギャンブル依存になる理由はなんだろう、私にとっても、きっと他人事ではないはずだ」とか「こういった場合、ご本人やご家族、大谷翔平選手に対する心のケア等はどういったことが適切であるんだろう」等、一つの事象からそのことを多角的に捉えてみたり、敢えてその人の味方になってみる(救ってみる)立場になって考えたりする訓練を、自然と行うようになりました。


まだまだ、私の思考はとても浅く、未熟なものですし、これをクリティカルシンキングの一種と呼べるのかも、正直、定かではありません。


クリティカルシンキングの訓練方法は、人によってさまざまあると思います。


ただ、私の場合は、何か(どちらかというと)ネガティブな事象が起きた場合、ニュースが飛び込んできた場合、それを、自分の感情だけで捉えずに、第三者的な視点を意識してみるように心がけています。


ものごとを主観だけで見ていた頃と、今では少しずつ見え方が変わってきていると感じます。これを、様々なパターンで繰り返していけば、物事の本質を見抜く習慣が身について、クリティカルシンキングを習得しやすくなるのではないかと考えています。


そして何より、クリティカルシンキングをすることで、相手の気持ちをより理解できるようになります。クリティカルシンキングは、社会で様々な人とコミュニケーションをとるうえで重要な思考法だと思っています。


*今日のひとこと*
感情に左右された発言ばかりしていると、自分の思考が停止したかのような気分に陥る。
客観的な視点を持つために、一日ひとつずつでもクリティカルシンキングを取り入れていくことで、格段に、思考の幅が広がっていくと確信する。





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