砂の器 読んだ
松本清張の砂の器を読みました。YOASOBIのライブで名古屋に遠征する用事があったので新幹線の中で読めるように、上下巻の作品をチョイスした。
読むきっかけになったのは、恋人に最近本を読んでるんだよね~なんて雑談したときに過去に読んで面白かった小説をいくつか教えてもらったうちの一つだった。
松本清張といえば実写化もされた、黒革の手帳のイメージが強く、母が好きでよく見ていたな~なんて懐かしい気持ちにもなった。
作品を読んでいて印象に残っていたのは、物語の語り手が常に神であることだった。わたしは日本の現代文学ばかりを読んでいることもあって、一人称で描かれないストーリーに凄く新鮮さを覚えた。
作中の登場人物の中で一番惹かれた人物は紙吹雪の女で、自分が男性の立場だったら同じように記憶に残るだろうし、街で再びすれ違ったときに思い出してしまうかもしれないな~なんて思う。
的外れな捜査からどんどん真相に近付いていく流れも面白かったが、途中まで犯人は完全に別人だと思い込んでいたので騙されたな~って感じ
noteとは別にNotionで本棚のリストをまとめ始めたのでそちらも頑張りたい。感想文はどんなに簡単なものでもアウトプットしていかないとどんどん忘れていってしまうので、こまめに記録はつけていきたいなと思った。(すでに何冊分も溜めているけど・・・)
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