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離乳食のすゝめ

が、あればいいのになぁと思う今日この頃。

それもただの教科書じゃなくて
数多の先輩ママパパによるナレッジの集結みたいな。

たとえば「お粥食べない」のページ開くと
「だしで味変してみる」って出てきて、
Yesなら解決、Noなら「ベビーフードを使ってみる」
みたいに次の指示が出てくるようなやつ。

残念ながらそんなものはないので、
壁にぶつかったらあれやこれや試行錯誤する日々なのですが…

思い返せば生後5ヶ月後半から始めた離乳食、
もう4ヶ月が経って、気づけば3回食。

まだこの世に性を受けて9ヶ月。
最近は喃語でお喋りもしだして
赤子の成長って本当にすごいですよね。
私なんて30年生きてるのに英語も喋れません。笑

タイトルが釣りみたいになりそうですが、
今日は息子の離乳食奮闘記をnoteに。
(決してすゝめではないです、ごめんなさい!!)

離乳食を始めたきっかけ

生後5〜6ヶ月が離乳食スタートの目安の月齢。

7月生まれの息子は、ちょうど年末年始が重なる頃。
病院も正月休みになるし、6ヶ月迎えるし、
年明けでもいいか〜と考えていました。

しかし、前述の通り生後5ヶ月から始めることに。

理由は、息子が哺乳瓶を受け付けなくなったから。

生後3ヶ月頃までは夫と留守番をしてもらい、
定期的にミルクや搾乳を哺乳瓶で飲んでいました。
しかし、訳あって夫と息子を2人にできなくなり、
しばらくは友達と会う時は自宅に招いたり、
外出する際も連れていくように…

哺乳瓶ご無沙汰2ヶ月が経った頃。

私の母が「(息子を)預かってあげるから
たまには友達と遊んできなさい」と、息子を預かってくれることに。

久しぶりにヒールを履いて、大ぶりのイヤリング、
小さなショルダーバッグを持っておでかけ。

ちょっとオシャレな回らないお寿司を堪能し、
場所を変えてコーヒーを楽しんでいたところ、
母からSOSの連絡が入る。

「おなか空いてぐずってたからミルクをあげようと思ったんだけど、哺乳瓶、上手く飲めないみたいで…
悪いんだけど帰ってきてくれないかな…」

ミルクを飲まない…?
そんなはずはない、だってこの前までは普通に飲んでた。

すぐにでも帰ってあげたかったが、
あろうことかこの日は友達の誕生日。
2人でお祝いしていた。
とてもじゃないけど置いて帰れない状況。

おむつも綺麗、手も熱くないから眠そうではない、
抱っこの体勢を変えてみたけどぐずぐず…
たしかにおなかが空いているとしか思えない。

正直に友達に話して急いで帰宅することに。
家から近いところでお茶してて良かったけど、
友達には本当に申し訳なかった。

それからというもの、自宅でも哺乳瓶を使ったり
哺乳瓶の乳首のサイズを変えてみたり
スプーンでミルクをあげてみたが、
息子は断固としておっぱい以外受け付けなかった。

もし私のおっぱいが出なくなっちゃったら
息子はおなかを空かせて泣き続けるのだろうか。

私に万が一のことがあったら、息子はどうなるのだろうか。

嫌な想像がぐるぐる回る。

そんな時、アカチャンホンポでミルクのサンプルを配っている方に声をかけられる。

「今何ヶ月ですか?ミルクは何かお使いですか?」

今、生後5ヶ月なんです。
ミルクは前までは飲んでたんですけど、
久しぶりにあげてみたら飲まなくなっちゃってて…

そんなこと言われても困るだろうに。
ミルク飲まないならサンプル要らないですね!
で、終わると思っていた。

しかし、大きな前進をするアドバイスを頂くことに。

「そっかそっか!ミルク嫌になっちゃったか〜

5ヶ月だったら離乳食も始められるし、
おっぱい以外のもの口にしたら
またミルクが飲めるようになるかもしれませんよ!

飲まなくなっておうちでミルク余ってたら
離乳食の味付けにも使えますし!」

ミルクのサンプルとミルクを使った離乳食のレシピを受け取り、
"ミルクを飲まない"ということに囚われていた自分に気づく。

そうか。急がば回れじゃないけど、
違うアプローチの仕方があるんだ。

こうして我が家は生後5ヶ月から離乳食をスタートしました。

卵黄はお好きじゃない

裏ごし10倍粥から始まり、
裏ごしにんじんやほうれん草のペースト、
果汁、裏ごししてトロトロにしたお芋。

離乳食を開始して1ヶ月。
随分いろんなものが食べられるようになってきた。

赤ちゃんに食事を与える中で最も恐れているのが
窒息と食物アレルギー。

まだペースト状のものしか口にしていないので、
与えるペースさえ気をつければ防げる窒息と違い、
防ぎようがないのが食物アレルギー。

1ヶ月経ったし、そろそろチャレンジしてみるか固茹で卵黄…

卵を入れて沸騰してからさらに20分。
しっかりしっかり固茹でにして、
白身から一番遠い中心に近い卵黄を耳かき1杯分。

息子、初めての卵黄。

パクっ。ごっくん。

異常なし!!

大袈裟かもしれないが、初めて与える食材は
リアルに毎回こんな感じです。笑

初日は耳かき1杯、次は耳かき2杯、
日を追うごとに少しずつ1回量を増やしていく。

そしてついに卵黄1個完食の日が…

来なかった!!!!

わかる、わかるよその気持ち。
卵黄1個ってしんどいよね。笑

固茹で卵黄チャレンジ、3/4個が限界でした。

卵黄1個食べられるようになったら白身にステップアップって言うけどさ、
本当にこれ食べ切れる赤子いるのか…?

新規参入した固茹で卵黄に加え、
裏ごした白身魚や絹ごし豆腐も仲間入り。

大好きなにんじんに混ぜても黄身あんにしても、
やはり固茹で卵黄1個は食べきれないどころか
一時点を超えると卵黄の味がすればもうプイッ。

息子、卵黄はお好きじゃない様子。

何事も無理強いはよくないよね。
うん。もう1ヶ月も固茹で卵黄食べてるし
卒業して固茹で白身に入学しようか。

あろうことか白身はめちゃくちゃ食べました。笑

2回食にした途端に食べなくなる問題

生後7ヶ月を迎え、1回量もしっかり食べ切れるようになった。
いってみましょう2回食!

しかし、2回食を始めて3日目

ぜんっっっぜん食べないんだけど!!!泣

え!?なんで!?昨日まで食べてたじゃん!?
今日は気分じゃない感じ!!?

気分じゃないなら仕方ない、今日は離乳食お休みにしよう。

しかし次の日も食べず。

その次の日も食べず。

一体何がお気に召さないのですか…泣

こうなったら腹が減ったら食べるだろう作戦。
2ヶ月ぶりに児童館に繰り出す。
(前記事、陰キャ大好き学区外児童館です。笑)

久々の児童館に母緊張。
息子も緊張。しかし息子はすぐに遊び出す。
適応力高ぇぇ…

先に1組来ていた。兄弟のようだ。

うちの息子よりも2ヶ月くらい大人な弟くんと
走り回って元気な2歳児のお兄ちゃん。

息子をゴロゴロさせていると、

「ゴロン上手だね〜
なんだかもうすでにこの頃が懐かしいわ〜」

さすが2児の母。コミュ力が高い。

「今7ヶ月ってことは、離乳食も2回食になった頃?」

そうなんです、まさに2回食デビューほかほか。

「離乳食ちゃんと食べます?
うちの子、2回食になった途端食べなくなったことあって〜」

!!!!!!!!

はいはいはい!!うちもです!!!!!
うちもそうです!!!!!

え?職員さん、サクラ?サクラ仕込んだ!?

タイミング良すぎる話題にサクラを疑う陰キャ。

そんなあるあるだと思いもしなかった。
単に私の飯がマズイんだと思っていた。

「うちもちょうど食べなくて…そういう時どうしてました…?」

先輩ママに教えを乞うチャンス!
ちゃんと質問できた私偉いぞ!!(ハードル低)

「もうね!食べない時は食べないから!しばらく離乳食お休みさせたよ〜
2〜3日あけたら不思議とまた食べ出したんだよね〜」

なるほど。押してダメなら引いてみろってことか。

先輩ママさんは、作っても食べないなら
作る時間も手間ももったいないから
そういう時はお休みに限るとも言っていた。

まただ。ミルクを飲まないことに囚われてた私、
今度は離乳食たべないことに囚われていた。
私は子育て界のカモなのかもしれない…🦆

先輩ママさんの言う通り、
息子も数日離乳食をお休みしたらまたモリモリ食べ始めた。

押してもダメなら引いてみな

なんとなくだけど、離乳食に限らず
子育てにおいて重要な戦法な気がした。

ベビーフードに勝るものはない

基本、離乳食は自分で調理をしている。
理由は簡単、経済的に余裕がないから。悲

それでもベビーフードは少しだけストックしている。

作る時間がない時、どうしても作るのが嫌な時、
災害時の備蓄、外出先での食事…

理由はさまざまだが家にあると安心感が違う。

ベビーフードを食べさせる時は
基本、私が調理したものとは一緒に出さない。
ベビーフードしか食べなくなるから。悲

しかし、どうしてもベビーフード様の力を借りる時がある。

それは食事中に急にぐずって食べなくなった時。

もうこうなったら何を口に運んでも激怒of激怒。
食べる時はしっかり完食してくれるのに、
食事中に突如訪れる不穏。

出番です。ベビーフード先生…

私が作ったごはんとベビーフードを交互にあげる
ベビーフードに私が作ったごはんを隠してあげる

我ながらせこいし、
諦めてベビーフードだけあげろよとも思う。

しかし母にもプライドはある、
ベビーフードには負けたくない!!
(頼ってる時点で負けている。笑)

そりゃ、こちとら母親歴数ヶ月、
ベビーフードメーカーは研究年数が違う。
いわば、ベビーの好みを知り尽くしているプロ。

ベビーフードに勝るものはない。
これは揺るぎない事実。

ただ、ベビーフードと同じく
息子のハートを鷲掴みにした黄色いあいつ。

そう、バナナ

ベビーフードほど高くなく、手ごろに手に入るバナナ。
今や私はバナナ様を崇拝。
困った時のバナナ。転ばぬ先のバナナ。
食事中ぐずっても大丈夫なように、
いつでも出動できるように完熟バナナをストック。

唯一ベビーフードと同じ土俵に立てるのは
バナナなのかもしれない。

まとめ

離乳食はスケジュール通りには進まない
そんなの当たり前。

めちゃくちゃ食べる時もあれば
数日食べない時もある。

離乳食はじめて4ヶ月目の課題は
「私が食べさせるとお粥を食べない」こと。笑

本当に意味がわからない。

他の人が食べさせると食べるし、
ベビーフードのお粥は私でも食べてくれる。

赤ちゃんって不思議な生き物ですよね。
メキメキと成長を遂げているその脳みそで
一体何を考えているんだろうと思います。

手作り、ベビーフード、バナナ…
いろんな力を借りて、
私も息子も離乳食が嫌な時は適度にお休みして
ぼちぼちでやっていこうと思います。

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