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懐かしの教科書のお話 『小さい白いにわとり』

少し前に、どなたかのブログかnoteで懐かしの教科書のお話を読み、
私にとっての懐かしのお話は何かな?って考えてみたら、
『小さい白いにわとり』が浮かびました。

小学校1年生の国語の教科書。
たしか、「あおい そら  しろい くも」で始まっていたと思います。
(私は昭和38年生まれなので、昭和45年入学だと思います)

探してみたら、光村の教科書だったようで、光村ライブラリーにお話が載っていました。
図書館に予約をして、数日後受け取りました。


光村ライブラリー第3巻
なんと、このお話、ウクライナ民話でした!
ここに収録されている挿絵は「すぎうらはんも」さんです
私が使った教科書の挿絵とは違うようです


図書館から本が届く前に、「小さい白いにわとり」について調べていたら、noteに記事が見つかりました。

こちらの記事を読んで、私の思い出ははっきりと蘇りました!(小野さんに記事を紹介させていただくことをご了承いただきました)
お話の文も、挿絵も、たしかそうだったように思います。(文中に書かれていた年度は私の入学年度ではありませんでしたが、、)

1年生の頃、何度も読んで暗誦したお話。
なぜか、このお話だけ、まるっと覚えています。

小さい白いにわとりが、みんなにむかって言いました。
「この麦、だれがまきますか。」

「小さい白いにわとり」より(以下同じ)
文については著作権が切れているので紹介自由とのこと

ぶたも、ねこも、犬も、
「いやだ。」
と言います。
この繰り返しがおもしろいんです。


このぐらいの年の子って、「いやだ〜」「ヤダ!」って言いがちかしらね?
いろんな言い方で「いやだ。」を言ってみたような記憶があります。

その後も、にわとりが
「だれが〜ますか。」
と言うたびに
「いやだ。」
と言い続けて、最後に、

「このパン、だれが食べますか。」

と聞かれ、みんなの返事は・・・

「食べる。」
と言いました。

お話はここで終わっています。

大人なら、いろんな結末を考えそうだけれど、
当時の私たち1年生は、当然のようにおいしく食べて、
「にわとりさん、ありがとう!次からは、ぼくたちもお手伝いするね。」
なんてせりふを付け加えていたような気がします。

イマドキのこどもたちは、どんな結末を考えるのかな?

そして、ウクライナの人々は、この民話をどんな思いで語るのでしょうか。。


53年ぶり?に教科書のお話を読んで、懐かしさと、子ども時代とは違った目線での考えに耽っています。
興味のある方は、小野さんの記事を読んでみてください!
文も、挿絵もきちんと許可を取って掲載されていらっしゃいます。
懐かしい教科書を再び目にすることができて、うれしいです❣️
本物の教科書をいつか見に行ってみたいと思っています。

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