見出し画像

今今ここにクリープハイプと私

私がクリープハイプを知ったのは
2017年ぴあフェス。
きっかけは友達がWANIMAやブルエンを見たくて参戦。
ちなみに初フェス!それどころか半分以上出演者を知らない。もちろんクリープハイプの事も知らない時間。
今となっては、そんな浅はかすぎる知識でよく行ったなぁと自分の行動力に驚く。
当日はドラクエの様に只々友達の後をついて行っては、モニターが見える位置でこういうバンドがいるんだぁと何気なく観ていた。

クリープハイプを意識したのは『HE IS MINE』の大合唱。浅はかな私は大合唱だけでクリープハイプに偏見と勘違いを起こした。
次の曲が『火まつり』
私が偏見起こした間にバンド変わった??
本当にさっきと同じバンドけ?
と思ってしまうぐらい曲の振り幅に心鷲掴みされた。陰と陽の世界感にグッと息をのんだ。
私が蘇った。
大袈裟ではなく私が私に気づいた日。
そこから後のクリープハイプの事は覚えてない。

次のバンドを待っている間も、
他のバンドが演奏中でもスマホ片手にクリープハイプをググった。
メンバーの名前を覚えた。
クリープハイプの歴史を知った時に
『あれはクリープハイプの事だったんだ』と記憶が蘇ったり、あの映画観てた。CMの曲だ…etc。
後悔した。ちゃんと興味持てばよかった。
そしたらもっと前から私を知る事が出来たのに。でもそんな状況ではない時期。

思い出したくないし、暗い事を書きたくないけども。
その頃の私は支配されていて、
支配されているのに気付かぬフリをして、
私が支配されにいけばうまくやっていけると思ってた。それが日常で無意識。

しかし私の身体は悲鳴をあげていた。
それにも気付かないフリをした。
気づいたら所でどうしようもないから。
支配者がいる前で病院に行くとか…
ましてや私如きでお金使えないから。
無駄遣いと言われそうで。

自覚するのは後々だか、症状の一つで、支配されてる空間では耳が聞こえなくなった。
頭に入ってくる音楽と耳に入ってくる音楽が違って聞こえるから、何を聞いているかが分からない事が多かった。
支配者の声が聞こえないことが多くなった。
身体は正直だと今なら思える。
その時は、その空間にさえ居なければ日常に困らず生活出来たし、その空間以外では耳聞こえたから仕事にも支障なかった。

脱線。
そんな状況化でフェスに行ってクリープハイプに鷲掴みされてから耳が聞こえる様になった。
正しく言うと聞こえてない事からも目を背けていたから、聞こえる様になって聞こえていなかった事に気づいた。
他の音楽も聴ける様になったし、新しいバンドも沢山覚えた。
クリープハイプを聞いて私自身と向き合い弱さを認めてあげる事が出来る様になった。
弱いのは悪い事ではないと教えてくれた。
意地を張らなくてもいいと教えてくれた。
クリープハイプの曲は今でも私の感情をあらわにして研ぎ澄ましてくれる。

クリープハイプの曲で1番好きは当たり前だけど決めれない。
でもいつか『愛の点滅』『燃えるゴミの日』をライブで聴きたい。

そして私は支配者になった。
私を支配するのはワタシだけ。

今今ここに私がいるのはクリープハイプのおかげ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?