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誕生日って最高だ

 はやかわです。
 ようやく仕事の繁忙期を終えました。もうへとへとです。でももう終わったのでしんどかったこと忘れてしまいました。

 三十歳になりました。めでたいですね。
 誕生日って最高ですね。大前提としていつだってぼくはぼくの人生の主人公なのですが、誕生日はもうだれがなんと言おうとぼくが主人公じゃないですか。誕生日じゃなくても毎日生きてるだけでえらいと思っていますが、とりわけ誕生日は、今日までちゃんと生きてこれたのえらいって、赤飯炊きたくなりますね。
 仕事も落ちついてきたので、そろそろホールケーキ買って誕生日プレゼント用意してお祝いしたいなと思います。誕生日のお祝い会をするのは、べつに当日じゃなくたって、一週間後でも一か月後でもいいです。
 ぼくの父は二十六歳のときに亡くなったそうので、やっぱりいま生きてることって当たり前じゃないなって思います。エゴイストの龍太くん、ある朝気付いたら布団のなかで息をしてなかったって、あれ、ストーリー進めるために無理やり急展開させた感じがありますが、うちの父も同じでした。あのシーンにそういう意味で違和感をおぼえるひとは、生きてることが当たり前だと思えていて羨ましいです。皮肉ではなく、ぼくはあのシーンを見てご都合主義だよねって首をかしげられる人生の方がよかったです。ひとはいつか死にます。だから、いま生きてること、めちゃめちゃめでたいです。

 大変だったけど終わったからもう忘れちゃったって、口癖というか、ぼくのなかの常套句かもしれません。ほとんどの場合が本当に忘れてしまって、もう終わったことなので考えても無駄だし、次いこ次ってなります。
 この繁忙期のことは、というかこの半年のことは、大変だったけど、その大変さもやっぱり忘れそうなので、忘れないようにしようと思いました。大変だったことを忘れてこの仕事続けること、ぜったいぼくは望んでいないです。そろそろ人生設計を考えないといけないなと思いました。
 そもそもぼくたちの次のライフステージって基本的に老後なので、具体的に考えなければいけないことってあまりないです。皮肉なことに、たくさんの不自由があるのに、これに関しては自由度が高すぎますね。ここから老後まで、マイルストーンがなさすぎじゃないですか。じぶんでじぶんの幸せを決めて、それをじぶんで幸せと呼んで、幸せだと感じて、場合によっては幸せだということにして、「気の持ちよう」を一生続けるってことですよね。しんどいけど、おまかせあれって感じです。おまかせあれって感じですが、しんどいですね。

 二十代のうちにあれをやっておけばよかったとか、あんまり思いません。かっこつけてるわけじゃないです、そりゃあもっとやれること沢山あったと思います。もう少し勉強しておけばよかったなとか、もう少し運動しておけばよかったなとか、いろいろあります。でも、どうしようもなくないですか。きっとそのときはそのときの内外の環境のなかで、ぼくができる最善の選択をしてきたはずです。
 二十代のうちにしてよかったことはたくさんありますが、それはぼくの人生で必要だったからこの十年のうちに繰りひろげられただけで、汎用的なものではないなって思います。だれだってそうです。
 三十代はこうするぞとか、三十歳はこうするぞとかはないんですが、ようやく仕事に追われなくなったので、ぼくのために時間と労力を使いたいと思います。具体的には、水たくさんのむ、ビタミンとる、トマトジュース飲む、レッドブルやめる、夜の八時以降はごはん食べない、あんまりお酒のまない、仕事の本読む、保水と保湿しっかりする、日焼けどめぬる、洗顔する、散歩する、筋トレする、日付変わる前に布団はいる、お薬のまなくてもよく眠れるようになる、洗濯と食器洗いはたまる前にする、仕事の勉強する、仕事以外になにかじぶんのための勉強する、写真たくさん撮る、そしたらぼくはきっと機嫌よく過ごせるだろうと思います。
 三十代になっても、幸せを信じられるひとでありたいなと思います。そのためにきっと、これからも右往左往します。おまかせあれ。

 以上です。よろしくお願い致します。


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