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突き刺さる点滴

入院中の不安もそうだが、私が一番辛かったのは点滴である。
利き腕の腕の関節近くに針が入っているので、腕が思うように曲げられず。
反対の腕には手の甲に一本、腕の関節より離れた位置にもう一本。

どちらの腕もかなり不自由であった。
食事も思うようにいかず、イライラが募るばかり。
スマホやタブレットを使いたくても腕が曲げられないので、
タイピングやスワイプも中々思うようにいかない。
それにプラスして点滴の副作用での手の震えが止まらず、
何をしていいのかわからない。

完全に手持ち無沙汰であった。

助けられたのはテレビだ。
ほぼニュースをリピートで見ていたような気がする。

食事や娯楽だけではなくいろいろなところでこの点滴は邪魔をしてきた。

着替え、歯磨き、スキンケア、いろいろなところに支障をきたした。
中でも自分の中で一番辛かったのはブラを自分でつけられないところだった。
夏場でしかも、ホルモンのおかげでいつもより胸が重くなっているときに、サポートがないのである。

だが、朝晩と下着の着脱で看護師さんを呼ぶのも気が引けた。
出産後の今もこれには後悔している。
躊躇せず手伝って貰えばよかったか、大きめのナイトブラ的なのを買っておけばよかったと。

そのほかにも手が曲がらないので、入院中重宝したものが何点かある。

1.ペットボトルストローキャップ(ワンプッシュで蓋があくものだとなお良い。)
https://amzn.to/3JNKGmd
2.S字フックとプラスティックバッグ(ゴミ箱に手が届かないので、ベッドに引っ掛けて使用した)
https://amzn.to/40zT2V3
3.長いスマホ充電器(病室内はコンセントがちょっと遠かった)
https://amzn.to/3LR7Eex
4.スマホスタンド(腕が曲げられないのと、長時間スマホが持てなかったため)
https://amzn.to/3JLn3ul
5.アイマスク(点滴モニターの光を妨げて昼夜問わず寝れる)
https://amzn.to/3ncc7OG
6.P型枕(お腹が苦しく、横向きで寝るときはこちらを使用。耳が痛くならないため、長時間寝ても安心)
https://amzn.to/3z8P0rg

あったらよかったもの
1.耳栓(モニター音や人の出入りが気になる場合)
2.ドライシャンプー(洗髪も毎日ではなかったため)
3. ボティシート(上記を同じく)
4.フェイス・洗顔シート
5.オールインワンジェル(空調が24時間効いているのでお肌がカピカピであった)
6.かかとなしスリッポン(トイレに行く時や健診室への移動時に役に立つ)
7.小銭と小銭入れ(看護師さんやヘルプの方に売店でちょっとしたものを買ってきてもらうときにあればよかったと常々思った。)

よかったら参考にしてほしい。

本当に腕が曲がらない、そして薬の副作用で震える手先には参った。
2度と経験したくないと、強く思った。

だが、この辛いところを乗り切れば元気な我が子に会える。
その一心で、必死に1日1日を過ごした。


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