隆之介

音楽と歴史・民俗学が好物な23歳 最近はもっぱら日本神話について研究中

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最近の記事

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)を観た

サ店でたまたま雑誌を読んでいた時に見つけた映画の告知でこのドキュメンタリー映画の事を知った。 洋楽好きを謳うなら観なかんくね?と思い立ち観に行った次第である。 前情報として頭に入れていたこととしては、1969年の夏にニューヨークはハーレムにて行われた「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」の秘蔵フィルムのドキュメンタリー映画であること、加えてその「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」に出演したミュージシャンについて(と言ってもしっかり調べたわけではなかったのでスティービ

    • Kylie Minogue について

      カイリー・ミノーグについてです。 初見ではとてもミノーグとは読めない綴りですが、本稿を機に覚えてください。 カイリー・ミノーグはもともと子役でデビューしてたんですが、1987年に歌手デビューしてます。 デビュー曲はLittle Evaのロコモーションのカヴァーでかなりヒットしたらしいです。 スタイル抜群でドクタースランプのアカネちゃんみたいですね。 若さが眩しい。 翌年にはデビューアルバムとして「ラッキー・ラヴ」をリリース。 このアルバムにはめちゃめちゃヒットした"I

      • 有識者の方助けてください

        シャーデーという女性歌手がいます。 自分は去年初めて彼女の存在を知ってちょこちょこと代表曲を聴いたりしてました。 特に"smooth operator"はかっこよくて気に入ってます。 今日も久しぶりに聴こうと思ってApple Musicでシャーデーを検索すると、今年の8月に新曲を出しているではありませんか。 お、マジか…見逃しとったわと思って聴いたのですが、よく見るとその曲のタイトルは"By Your Side" おや?と思いました。 シャーデーは2000年頃に一度"By Y

        • スティクスについて

          最近多忙を極めており、ゆっくり音楽を聴く時間も本を読む時間もなかったため久しぶりの投稿になります。 今回の記事はスティクスについてです。 スティクスはプログレハードを代表する1970年代頃のロックバンドです。 1972年にデビュー、当時は長編の曲やカバー曲を中心としたアルバムで一般ウケはしなかったが、プログレロックの一部のファンには需要があったらしい。 1977年リリースの7thアルバムが全米トップ10入りしたりとこの頃からバンドの名が知れ渡るようになりました。 日本で売

        サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)を観た

          替え歌あれこれ

          私がまだ小学生のクソガキの頃、私の周りでは一時こんな歌が流行った。 「ある〜貧血♪ 森のなカンチョウ♪ クマさんニンニク♪ 出会ったんこぶ♪ 花咲くモッコリちんちんぶらぶらソーセージ〜♪クマさんに出会った〜♪」 何ともIQの低い下品な歌であろうか。 しかし嫌に頭に残る語呂のいい替え歌である。 内容はともかく、この頭に残る語呂によって私も私の友人たちも何が面白いか今となってはさっぱり分からないが、狂ったようにこの歌を歌っていた。(ちなみに頭から聴いた音楽などが離れない現象を

          替え歌あれこれ

          憧れの曲

          ジャズをたしなむ身として、どうしてもいつか演奏してみたい曲というのがある。 それがこちら Paquito D'Rivera Quintet - "Curumin" 私とこの曲の出会いは大学1年生の時、別の大学の大学院2年の良くしてもらっていた先輩がライブで演奏していた時だ。 先輩の演奏が非常に素晴らしく、同じトランペッターとして憧れずにはいられなかった。 この曲はキューバ出身のPaquito D'Riveraというサックスプレイヤーのバンドの曲で、軽快なラテン調の複雑な曲で

          憧れの曲

          Don Henley について

          正直に言うとそこまで詳しく知っているわけでもいつも聴いているというアーティストではないが、親父がいつも聴いているので触発されて自分の中で再発見できるかなと思って記事をしたためている。 来歴を調べたところ主な情報としては、アメリカはテキサス州出身のイーグルスの元ドラマー。まぁこれくらいは既に知ってた。 また、色んなアーティストと作品を作っているみたいで"The End of the Innocence" なんかはウェイン・ショーターと一緒にやってる。 たしかに言われてみれば

          Don Henley について

          流行りの声

          これは最近思うことなのだが、流行りの声がシャープになってきている気がする。 これだけ聞いてもよく分からないと思うので順を追って説明していく。 かねてより時代ごとの音楽シーンにおいて求められている声質、流行りの歌い方、流行りの声というものがあると思っている。 わかりやすい例を挙げるのなら、邦楽であればBUMP OF CHICKENの藤原基央氏やRADWIMPSの野田洋次郎氏 洋楽であれば、Tears for FearsやDead or Alive、少し違うかもしれないがRic

          流行りの声

          TOTOについて

          TOTOと聞くと思い浮かべるのは、やはり我々の世代だとTOTO(トートー)であることは間違いない。 かく言う筆者も大学2年までTOTOと言えばトイレのTOTOでしょ、と思っていた。 しかし、ある日見つけてしまったのである。 TOTOという最強のバンドを。 筆者は世代ではないので、恐らく周りの友人の中でも知っている人間は少ないだろう。 しかし、TOTOを知らずして洋楽好きを語れないだろう、という程にTOTOは偉大なバンドではないだろうか。 筆者自身も見つけた日からその衝撃故

          TOTOについて

          Bee Gees について

          皆さんはBee Gees(ビージーズ)という男性ボーカルグループをご存知だろうか Bee Geesはイギリス出身の三人兄弟で結成されたグループで、数多くの名曲を世に送り出した。あまりの名曲ぶりに筆者は聴く度にため息が出る。 このグループの特徴は、三人の息のあった美しいハーモニーから紡ぎ出されるこれまた美しいメロディ。これは一見にしかずなのでまずは一曲聴いて欲しい。 『How Deep Is Your Love』 これはマジでどうやったらこんないい曲書けんねんという名曲。雰

          Bee Gees について

          秦さん

          秦基博さんというシンガーソングライターをご存知だろうか。 映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌『ひまわりの約束』でよく知られている。 秦基博(はたもとひろ)さんの苗字である「秦」 秦さんというのはそこそこいる、というか結構多い苗字の人だが、何となく大陸系っぽい感じもする。(決して悪い意味ではなく) というのも、秦さんというのは、はるか昔朝鮮半島の地からやってきた渡来系の人々がご先祖であると言われている。 しかもその渡来人の人々はなんと秦の始皇帝の末裔を自称して

          洋楽の話

          私は無類の洋楽マニアを自負してる。 洋楽マニアといっても最近流行りの曲は全然知らんわけですが、特に1970年代から1990年代の洋楽には目がない。 いい意味でも悪い意味でも狂信的にその年代の曲を聴き漁っているので、「洋楽好き」という人に出会うと、「ほぅ、実力やいかに」と悪いマウントを取ってしまいがちである。 どのくらい知っていれば「洋楽好き」なのか、そもそも知っていれば「洋楽好き」なのかは人それぞれと言えばそれまでだが、個人的に洋楽好きを名乗るならこれは知っていようよ、と

          洋楽の話

          おかげさまで

          「おかげさまで」という言葉を使ったことがあるだろうか。 「おかげさまで」 多くの人が日常会話やビジネスシーンで使っているこの言葉。ニュアンスとしては、あなた若しくは皆様のご助力によって成功しました、上手くいきましたと言った具合で使っていると思う。この記事のタイトルを読んだ人も、「あ、この人はなにかが上手くいったから、その報告でこれを書いたんだろうな」と思ったに違いない。 他人に対しての感謝の気持ちで使う「おかげさま」は実のところ極めて仏教的な言葉でもある。「おかげさま」

          おかげさまで