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暴力をふるう子に試してみてほしいこと

こんにちは。ぽん先生です。

1年で一番苦手な季節がやってきました。

その理由は花粉症。

暖かくなってくるのは好きなんですけどね。

というわけで、今回は「子どもの暴力を収めるには」というテーマでお話ししていきたいと思います。

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暴力に頼る子ども

皆さんは子どもの暴力に困ってしまったことはありますか?

保育園で先生から「今日も〇〇くんが〇〇くんを叩いてケガさせてしまって・・・」なんて言われてしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、どうして子どもたちは手が出てしまうのでしょう?

何か原因があるのでしょうか。

それでは解決方法を見ていきましょう。

暴力のその理由

子どもの暴力を収めるには、暴力で達成しようとしている目的を探してあげると良いでしょう。

子どもたちの行動には必ず目的があり、それを達成するために子どもたちは行動を起こします。

例えば、Aくんが友達のBくんにおもちゃを取られてしまい、Bくんのこと叩いたとしましょう。

その時、普通であれば「AはBにおもちゃを取られたから怒って叩いたのだろう」と考えますよね。

しかし、子どもの目的を探るには、そういった考え方は一旦置いておきます。

「叩くことで何がしたかったのだろう?」と考えてみるのです。

例えば、
・叩くことでBくんからおもちゃを返してもらおうとした
・Bくんを叩いたら先生が来てくれると思った
・叩くことでBくんが別の場所へ移動させようとした

など、色々考えられますね。

このように、子どもたちはある1つの目的に向かって行動しているのです。

目的は〇〇で達成してほしい

では、その目的が分かったら次にやることは1つ。

それを会話を通して目的を達成するように手伝ってあげることです。

とまぁ簡単に言ってしまいましたが、最初のうちはその目的を見つけるのは少し難しいかもしれません。

しかし、「何がしたいの?」と子どもに質問してみたり、繰り返し子どもの姿を観察してみることで、案外すぐに分かってくるもの。

要は「なんで叩いた?」から「何がしたいの?」という捉え方に切り替われば、子どもの目的を知るのはそう難しくないのです。

ということで少し話が逸れましたが、その目的は暴力でなく、会話を通して達成できるようにする必要があります。

そして、それを助けてあげるのが大人の役割です。

小さな子の場合、ある場面に直面した時に、なんて言葉を発して良いのか分からず、手が出てしまうということがよくあります。

しかも、普段は何も困ることなく4,5歳くらいでもペラペラ話せる子でも、「いきなりおもちゃを取られてしまった」みたいな場面に遭遇すると普通に手が出る子はたくさん見てきました。

なので、「大人が援助することで言葉にして伝える練習をしていく」ということが欠かせません。

言い方を教える

では、どうしたら良いのか。

・返して?って一緒に言ってみる?
・使ってたよ?って教えてあげてくれる?

とか、言葉でやり取りすることを手伝ってあげたら、別にどんなふうに教えてあげたって良いんです。

つまり、子どもたちは言い方が分からないだけなんですね。

とにかく、その状況でどんなふうに話したら解決に向かうのかを示してあげると良いでしょう。

本当に目的はあるの?

普段は「子どもの行動には目的があって・・・」なんて考えること、あまりないですよね?

多くの人は「怒ったから叩いた」と考えます。

じゃあどっちが正しいの?って話なんですけど、それは分かりません。

ただ、子どもを観察していればどちらとも受け取れますよね。

しかし、目的を達成しようとしていると考えた方が解決に導きやすいんです。

なぜなら、原因は1つとは限りませんね。

・今日はたまたま寝不足でイライラしていて
・お気に入りのキーホルダーを登園中になくしてしまって
・そしておもちゃまで勝手に奪われた

だから友達を叩いてしまったのかもしれません。

でも目的は1つなんです。

おもちゃを取り返したいというただそれだけ。

だから、どっちが正しいとかではなく、子どもの暴力を解決しやすい方法として目的があると考えているだけなんです。

まとめ

今回は子どもの暴力を収めるにはというテーマについてお話ししました。

子どもの行動には必ず目的があり、それを達成するために行動を起こしているのです。

その目的を聞いたり観察したりしながら炙り出してあげることで、それを暴力ではなく言葉にして達成できるようにお手伝いしてあげてほしいという話でした。

この「目的に向かって行動する」という考え方。

この考えに則って子どもを観察してみるととっても面白いので、良かったら試してみてくださいね!

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