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datang ke VS datang di

インドネシア語には時制がないので、文脈で過去・現在・未来を汲み取らなければならない。
でも字で書いてあるとこれはなかなか難しい。だってどっちでもいけるように、私は感じるから。

BIPA(Bahasa Indonesia bagi Penutur Asing)という大学の外国人用のインドネシア語コースがあって、そこで使われているテキストに以下のような例文があった。

Kapan Anda datang di Indonesia? 

この文章、なんとなく英語とかドイツ語とか日本語的に考えると、
datang di なの?なんで?と私は思ってしまった。datang ke でしょ?と。
そんなわけで、数人の友人と娘の担任の先生にも質問。

なんとこれを間違っているという人と合ってるという人がまさかの半々。

datang di ~ が正しい派の意見は
すでにインドネシアにいるのであれば、Kapan Anda datana di Indonesia? となって、「いつインドネシアに来ましたか?」になり、
まだインドネシアに行っていなくて、例えば日本にいる人に聞く場合は Kapan Anda dadtang ke Indonesia? と ke を使うことで、「いつインドネシアに行きますか?」という未来形になるとのこと。

いやいや、datang di ~ は言わないわ!という人は
だって英語でもcome to ~ でしょ!だからdatang ke ~ しかあえりえないでしょ! datang di ~ は言わないわ!と。

めちゃくちゃ知りたい疑問だけど、解けない謎なのかなぁって。

私的にdatang di ~ と datang ke ~ の使い分けの理論、納得できるので、datang di ~ はきっと間違っていないんだと思う。
そもそもBIPAの本に載っている例文なんだから!というのも大きいけれど。

インドネシア語は間違っていても、間違った文法でも普通に使われているし、きちんとしたインドネシア語ができる人というのは意外に少ないらしい。
弁護士の友達が仕事をするようになって、契約書なんかも書かないといけないから、インドネシア語の文法を一から勉強して、え〜!?そうなの!?って思うことたくさんあったんだよねーと言っていたほど。
それくらい書き言葉と話し言葉が違うということらしい。

実際に日常会話のインドネシア語と試験用のインドネシア語というのは全く別物らしく、ただ日常生活に困らないというのを目標にするなら、そこまで難しくないとインドネシア人の友達は言うのだけれど・・・。
実際にはきちんと勉強しないと、その日常会話すらも理解できないのではないだろうかと最近思い始めた。

立ち止まるところが多くて、なかなか前に進めないでいるけれど、この1ヶ月で私の単語量は確実に増えたと実感することも多々あったので、立ち止まってもいいからコツコツやっていくぞ!



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