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新入社員に伝えたこと。〈金魚鉢理論〉

どうもご無沙汰しております。
季節も変わり花粉症に悩まされている赤石です。
朝目覚めた瞬間に鼻がムズムズして花粉症が爆発する謎の現象。
#モーニングショック
というらしい。これを知ってから、なぜか寝起きで羽鳥慎一アナが思い浮かんで毎日目覚めが悪いです。

さて、久々の更新ですが、自分のアンチョコとして記録しておきたいことがあったので筆を走らせております。

先日、2021年度の新入社員研修を行いました。
当社に就職してくれたのは新卒22名。
これからの当社の未来を担う彼らに対して、僕が偉そうに話す機会がありまして、昨年と今年に同じ話しをさせてもらっています。
その話は今後も継続していきたい内容なので、備忘録的に記しておきます。
実際、彼らに話したままをできる限り思い出してベタ打ちします。
#途中おかしくても優しく見守ってください

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まずは皆さん、ご入職おめでとうございます。
研修はどうでしたか?
この先、みんなはまだまだ不慣れな環境でしんどい毎日が続くと思うけど、そんな時に同期はとても支えになってくれるので、コロナが落ち着いたら是非、同期会でも開催して親睦を深めてください。くれぐれも、これを機に直近で飲みに行ったりしないように。みんなの先輩や上司も飲み会大好きだけど、もう一年以上も粛々と生活しているからね。よろしくお願いします。
先に帰った他施設の2人にも必ず声を掛けてあげてね。彼らも大切な同期です。

僕からもみんなにひとつ話しをさせてもらおうかと思います。

この中で、『金魚鉢理論』を知っている人はいますか?
(シーーーーーーン)

金魚鉢に10匹の金魚がいます。
その金魚鉢の真ん中に、透明のアクリル板を入れる。
その状態がずっと続くと、10匹の金魚はその先に行けないことを学習します。で、しばらくしてそのアクリル板を外してみるとどうだろう。もうアクリル板はないにも関わらず、10匹の金魚は真ん中より向こうには行かず、金魚鉢の半分だけで生活を続ける。もう、そこから先へはいけないんだって思い込んでしまう。
これは人間の心理学でも同じような現象があって、『学習性無力感』といいます。人は、ずっと同じストレスがかかる環境に置かれると、そこから逃げ出そうとする努力すらしなくなってしまうというものです。
人間と金魚を一緒にして良いかは分からないけど(笑

じゃあ、この10匹の金魚がまた半分より向こう側に行けるようにするには、どうしたら良いと思いますか?

新しい金魚を2・3匹入れるんです。

何も知らずに半分より向こうに泳いでいく新しい金魚を見て、「あ、向こうに行けるんだ。行っていいんだ」ってことを知り、10匹の金魚はまた金魚鉢全体を使って泳ぎ始める。

僕がみなさんに期待したいのは、『新しい金魚』になって欲しいということです。
みんなは若い。そして、うちの文化に染まってない。
うちの会社は、先にも説明したように60年程の歴史があります。
僕は今34歳だけど、僕から見てもかなり昭和を引きずってるなと感じることがある。みんなからすると、何でこんな効率悪いやり方でやってんの?って思うことが僕以上にたくさんあるかもしれない。
紹介のあった管理職の人たちも、長く在籍している人が多いです。もしかしたら、10匹の金魚のような状態になってしまっているかもしれない。
「もう、この先へは行けない」って思っているかもしれない。

是非、みんなから直属の先輩や上司に新たな提案をしてみてください。
おかしいと思うことを教えてください。
最初は言いづらいかもしれないけど、みんなが声を上げやすい環境を今、一生懸命作っています。
是非、みんなの若くて、何にも染まってないフラットな感覚からの改善案を教えてください。

みなさんの活躍を心から期待しています。

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って話です。

みんな真剣に聞いてくれてたように見えたけど、何人の子が覚えてくれているかな笑

個人的にとても好きな話で、自分も常に新しい金魚でいようと心掛けてます。

新年度、みなさんも頑張ってくださいねー!!


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