2023/9/16 いちんち中ねていた

なんだか疲れている気がする。何もしていないのに疲れている気がする。
理由はわかっているのであるのである。バザールでござーる。
ここのところ、漫才のネタを考えようとするのだが、うまいこといい案が現れてくれないことで、常に心にプレッシャーがかかっている。

以前も書いたかもしれないが、私も気づけば5年から漫才を書き続けている。ほんとうにどうでもいいようなネタは書こうと思えば書けるようになった。いろいろなニュースをなんやかんやおにぎりみたいにギュギュっとすることはできるようになった。
しかし、今の課題は私たちらしさ問題である。私たちらしさってなんなんだ。もし、今の心持ちで中学生になれたならば、真剣10代しゃべり場に出演して、なんとも青臭い持論を話してネットのおもちゃにされる自信がある。
自分たちらしさが一番難しい。

もしこの心持ちで高校生になれたなら、高校を中退したことだろう。学校は個性なんかは考えなくても、なんやかんや勉強さえしておけば、友達ともめなければ、とりあえず登校しておけば、卒業できる。と、書いてみたが、意外と大変である。いろんな網目をかいくぐって、今の私がいるのだな。

私が大学で教育学部にいたことが大きな理由だろうが、普通であることの大変さがよくわかる。
大学に先生になりたいと言って通う人は基本的に学校にいい思い出があるからなりたいと思っている。小・中・高校とずる休みもせず、授業をエスケープすることもなく大学までやってきた人だ。ちなみに私は学校の先生になりたいというよりかは、中卒で漫才をやりたかったのだが親に止められて大学まで行った口である。高校まではめちゃくちゃしんどかった。学校は嫌なところだと思っている。大学でようやく好きなことが勉強できたので楽しかった。

大学の講義を受ければ、いろいろな事例を見なければいけない。学校に通えなくなった子は何が原因なのだろうか、どうすればまた通えるようになるだろうか。教員は学校に所属しているので、いったんは学校に通えることが善いことという前提で物事を考える。こればかりは仕方ない。
漫才をやっていて、ライブをやっていて、まあ家にいるのもいいことだよなと言い出したら存在の意味がなくなってしまう。いったんはライブに来て、漫才を見てもらえることが善いこととして考え始める。

学校に行きたくない、ということも一つの問題だが、そもそも生まれた環境も子供たちによって大きく異なる。都会に生まれて、先生も同級生もたくさんいる中で育った子供もいれば、離島で一人の先生が複数の学年と科目を見て、同級生はおらず、年齢が近い子が一つの教室にまとまって授業を受けるような学校もある(これを複式学級と呼ぶ。私の通っていた大学のコースの専門分野だ。意外と知識を持っているだろう。驚いたか?驚いていないか?どうでもいいや)。複式学級で育った時点でいわゆる普通の学校生活を送っていない子供がそこにいることになる。

生まれた環境、育った環境それらが複雑に組み合わさったうえで、本人の心持ちが「普通」であれば、ようやく普通の人として社会に入っていける。ここで、もちろん普通であることが善いことであると言いたいわけではないというのは、かしこい皆さんならわかっていただけていることだろう。一応、フォローしておく。
なんとか、いろいろなハードルや網目をかき分け、時には平均台のような上をふらふらと歩き、時にはぶら下がったパンに食らいつくことで、ようやっと普通の人間になれる。

ここまで私は頑張って普通になってみたが、お笑いをやるうえで普通が一番いらないという話が目の前に現れた。なんだこの世界は。
普通でないことが善いということが初めからわかっていれば、不登校Youtuberになって、ゆたぼん号で日本一周していたはずだ。道中、Paypay送金で旅費をもらって、それが法に触れるのではないかと騒ぎを起こしていたはずだ。その方が、お笑いをやるうえでは良いフックになって成功しやすいことだろう。

一方で、一筋の光があるとするならば、多くの先人が言葉にしてきた「誰一人としてまったくの同一人物は存在しない」ということだ。誰もが、なにか一つは変なところがある。私もまた何か変なところがあるのだろう。それを存分に拡大解釈して引き延ばせば、変人としてタレント界で大きく花開くことがあるのかもしれない。

タレント界で大きく花開いたとき、私は大きなホームパーティを開きたいと思っている。ちょうどピーターさんになりたいと思っている。


気づけばながながとまた変なことを書いてしまった。とにかく、なんだか疲れている気がしたのだ。
目が覚めると7:30だった。昨晩は5時過ぎに寝たのでぜんぜん寝ていない。起きて、少しゴソついて9:30頃に寝た。起きれば13時を過ぎていた。
いよいよよく寝たなと言う気分だ。洗濯機を回して食事をして、とゴソついていたら16時ころにまた眠たくなった。起きれば19時だった。

そこからウーバーをやる。夏の盛りよりは幾分涼しくなったが、やはり暑い。今日は嫌な集合住宅が多かった。
京成線のとある駅の近くに高層マンションが立っている。なぜ、こんなところにこのような大きなマンションがあるのか全く理解できなかった。周りは平屋建ての家もたくさんあるようないわば土地の安い場所である。なぜ、こんなに高いのか。
そして、このマンションはウーバーなどの宅配業者は専用のエレベーターを使ってくださいとオートロックインターホンのところに説明があったが、そのエレベーターがどこにあるのかは教えてくれなかった。一階をうろついていると、住民のおじいさんが「ここだよ」と教えてくださった。
何も書かれていない金属でできた扉の向こうに汚いエレベーターがあった。なぜ専用のエレベーターがそこにあることを教えないのか。変なマンションである。
そのエレベーターで高層階に向かうために到着を待つ。いまどこに箱があるのかを表す表示をじっと見ているがぜんぜん来ない。20階→25階→30階→25階→15階→1階と不規則な動きをしている。ようやくやってきた。
最初、配送業者の人がエレベーターのドアに意図的に何かを挟んでいるのかと思っていらついた。ようやくやってきたエレベーターには配送業者のおじさまが一人と住人らしいピタピタのトレーニングウェアを着た女性が降りてきた。ここで何が起きていたのか。私にはわからなかった。

私の見立てでは、このマンションは高層階行きのエレベーターと低層階行きのエレベーターが分かれている。分かれているとはいえ、かなりの高層マンションで相当な数の人が住んでいる。であれば、一階に降りるのにいちいちエレベーターの到着を待つのは面倒である。
配送業者用のエレベーターであれば、利用者も少なくスイスイと下に降りられる。それを利用した住民であったのではないかと推測した。

それにしても、なぜエレベーターの箱があのような動きをしていたのかわからない。配送業者のおじさまの悪事と住人の使っちゃえ精神が同時に発生してしまったのかもしれない。運がなかった。

他にも変なマンションがあったのだが、あまりにも変すぎて特定されてしまう。そして、なにより今日も話が長くなった。ここらでやめておこうと思う。
23時前に帰宅して、現在に至る。
あー、変な人になりたい

今日面白いと思ったことは「学校は別に強制じゃない。休みたけりゃ休んだ方が分厚い人間になれる。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。