「ねえ パパ なんで」はQ&Aで構成されています。
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娘が保育園でどこそこの公園に行ったという話をしますが、そんなに細かく公園に名前がついてるなんて（俗称であれど）認識がなかったので、それを憶えて帰ってくることを含め、結構に面喰らったんです。

幼い頃の、近所にあった公園に、名前なんて一切ついてなかった（知らなかっただけ？）ですから。あそこの公園、と場所を特定して言ってたんだと思います。数もそんなになかったのかな？ なにぶん、田舎なもんで。

お休みの日にどこに行きたいか訊いて、「○○こうえん～」と言われても判然としなくて、娘は娘で、場所を特定する言葉をまだあまり知らないので、混沌とするばかりだったりして。

で、なんとか辿り着いてみたら絶望的に遊具のない、いやま、ありはしますけど、夏も初頭の頃から陽射しマンキンで、滑り台なんかは灼熱。もし滑ったらその熱と摩擦で、実際に燃え上がるんちゃうかってくらいの状況で、何でどうやって遊ぶねんって思うほどでした。

ボール持って行ってたのと、おともだち（知らないコです。初対面でも、こう称します）がいてくれたのと、遊具でもなんでもないものでも娘がそれで遊ぶと決めたらそれはもう遊具なので、本人は楽しかったみたいなんですけどね。

帰宅しても、また行きたいって言ってて、何が好きなんやろうなって、不思議に思うのです。やれ金のかかるところに連れてけ言われるより、全然にありがたい話ではあるんですけど。

自分が好いている場所が、自分を好いてくれているかはまた別な話で。その場所や人は、特定の誰かのためではなく、そこにいるというだけの場合も多かったりします。

ついぞこの前までニュースで騒がれてたコンカフェや、いつまでも鳴りやまぬホスト狂い狂騒曲、人身御供のうえに成り立っている輝かしきジャニーズに没頭する女性たち。モチロン、男女逆もまた然りなわけですがけれども、もももも。

いわゆるそういう夢の国に、お金を払って詣でているという、＂認識＂のある人は大丈夫だとは思いますが、フィクションとノンフィクションの区別がつかず、恋愛リアリティーショーに暴言吐き出したら、そりゃもう気をつけねばで。

その場の喜びに対して支払いが発生している事を忘れてしまうと、どうしても危ういです。お金を払ってるんだから言う事を聴けよ的なお客様が神様です感覚と、正反対ながら同じ状態。地球は丸いしそれでも回っている。

逆説的に考えると、お金が身体から離れた関係であればあるほど、親密だといえるのかも知れません。

食事やプレゼントに躍起になっていないかであったり、貰う事に引け目を感じるような間柄であったり、そういう額、金額を提示したりされたりしてしまっていないかであったり。

そして、そういうところが壊死してしまっていないか、も、大事ですよねぇ。

価値観ちゃあ、そういうもんです。好きをはき違えると隙が出来、気がつけば鋤かれてる。大体がもう、見透かされてたりも、しますしね。

スキットみたいな数奇な人生をおくりたいなら、気にしなくてもいいですが、スキャットみたいな胡乱な好きこそ、どんなもんなのかをスチャッと認識しておくべきなんでしょう。