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パパ、ほんというと ってなあに? A

ねえ パパ なんで」は
Q&Aで構成されています。
"パパ、ほんというと ってなあに? Qは→コチラ


こどもにはなるべく嘘をつきたくない。

というのはあります。

ただ、真実だけでは子育ってなかなか難しい部分もあって。どうやってオミットするかが落とし所、みたいになるわけです。

奥さんは、3歳娘の気軽につく(?)嘘に対し「嘘つきは泥棒のはじまり」にはじまり「警察に捕まっちゃうよ」という、ベタ(悪意はありません)な予防線を張ります。

確かに、虚偽が罪になり、捕まる事もありますが、日本のお偉方が詭弁を弄してヘラヘラしてるのを見ると、ねえ? と急に風刺風。

実際、真実を述べない事でその場がうまく回ってしまうと、なんでも適当に答えておけばいいかって、なると思うんですね、というかもうすでになってますしね。子も、政治家も。

だからといって、嘘を封殺するのに嘘で対抗するのかと禅問答。目には目をのハンムラビ法典で、おくちに十字架をバッテン型につけるのもどうかと、道教かと思うのです。

そんな中、時期的に話題としてあがるのは、サンタクロースの存在。

母が娘とビデオ通話してる際に「クリスマスなに欲しいか決まったん?」と口走り、自転車と答えた娘に「ばぁちゃんが買うたる」と先走りました。

既に購入済のソレを、眼前の肉親が買うと言い出し、娘も喜ばしい事ではあるようですが、こっちにも色々予定がありますよと。

既に「パパがサンタさんにお手紙書いてくれたよ!」とママがやっていたのです。どうすんの? 二個くることになるよ?

そこで"ばぁちゃんサンタ"という概念が生まれました。娘も「ばぁちゃんさんたってなぁに〜(笑)」と嘲笑気味。

サンタの♀です、とその場は凌ぎましたが、実際にこの女性は長らくサンタクロースであり、その意志を受け継いだ選ばれし人種なので、寧ろ"ばぁちゃん"をつける必要さえなかったのかも知れません。

いや、それもう俺が受け継いだから、ただただこの子にはプレゼントを渡す人間でいてくれたらそんでええのに!

と気温の下がらない冬空に声をあげても後の祭り、25日の夜です。12月25日の日没後は26日計算なので、クリスマスはイヴからそれまでに祝いましょうね。

僕はサンタクロースって妖怪みたいなもんで、概念ではあるが、確かに存在する。という認識です。

一個人がやるには圧倒的な仕事量ですし、ビジネスとしては成り立ちません。が、確かにこどもの元にはプレゼントが届いている。

"式"の中身はどうあれ、文章問題とその答えが成立していれば、それは正解なのです。

そして、文系人間としては"式"があっているかはどうでもよく、むしろ気の利いた"式"であればあるほど、得点は高いとさえ考えています。

だからまあ、逆に情報は与え過ぎない方がいいんです。「う」の回にも書きましたが、嘘が良くないというより、人が嘘をつくに至る経緯や動機が問題だと思うので。

ほんとの事を言い出すと、全部が詭弁にさえ聞こえます。まっすぐな想いや願いや、意志や思惟の真意と因子がごちゃ混ぜになって何がなんやら。

虚実ではなく、裏表であり、その双方を伝えながら、成長していってもらわないとなんだと思います、彼女の嘘の真意にも、目を向けてあげてあげなければと思いました。

ほんというと、本当の事いった方が、世の中面倒な場合が、多いですもんね。嘘ではないけど、一面でしかない事で、みんないい気持ちになってるって、僕はなんとも、居心地が悪い気がするんですけども。




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