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わたしのハイキング

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雪道を歩く 2

雪道を歩く 2

白い衣を羽織った木々に囲まれた空間は、厳かで静寂に包まれていた。

いつもなら肌寒く感じる森の中は暖かさを感じ、外と天邪鬼な場所なのだと感じた。

もう少し時間があったので、更に進んでいく。

緩やかな登り坂は普段ならスイスイ歩けるのに、雪が足のまとわりつき、思うように進まない。

春の私はすでに遠く前にいるのに、今の私は彼に追いつけない。

振り返ると歩幅が狭い足跡が一人分、雪道に続いていた。

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雪道を歩く 1

雪道を歩く 1

雪の中を歩いていると、真っ白な看板に度々出会う。

「ここから先は自分で決めなさい」と言われているような気がしてならない。

白い看板には自由と責任が描かれ、ここから先に進むも、戻るも自分で決めるのだと教えてくれる。

子供と大人の境界線がここにあった。

子供の頃は、何も考えずに前を向いて進み、痛い目にあっても立ち上がって進んでいる。

だんだんとそのスピードが落ちてゆき、立ち止まったり他のルー

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シティートレイル in 東京 1

シティートレイル in 東京 1

去年のお話になります。

2018年、東京にてハイキングイベント(ロングディスタンスハイカーズデイ)に参加した。

ロングトレイルを歩き終えた人がかかるハイカーシンドロームといわれる現象について、少しだけ話をさせてもらった。

何千キロもの道をひたすら歩く日々は、日常と非日常が混ざり合い、帰国後の生活と大きな隔たりが出来てしまう。

この辺の話は、またどこかタイミングがいいときにでも。

ハイカー

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