ディズニー系洋書に関するあれこれ4
◆ニッチな洋書あれこれ2
こんな本も出版されています。
■The Disneyland Book of Lists
本書にはアナハイムの元祖ディズニーランドに関する各種のトリビア的な事柄がリスト形式でまとめられています。
ディズニーランドに関するウォルト・ディズニーの30の言葉
『ウォルト・ディズニーの約束』の中のディズニーランドに関連する10の誤り
1955~80年代にディズニーランドを訪れた有名人80人
あなたが恐らく耳にした事がないであろう26のディズニーランドのスペシャルイベント
12の非公式のディズニーランドの「デイズ」
ディズニーランドにある36の階段の段数
ディズニーランドのアトラクションから発想を得た13の映画
といったリストがテーマ毎に約250程掲載されています。
まぁ、そんな事知ってどうするんだ的な項目も多いですが、中には興味深い項目もあり楽しく読むことができます。
■The 55ers: The Pioneers Who Settled Disneyland
こちらはアナハイムのディズニーランド開園の1955年に勤めていた700人を超える人々に関してまとめた書籍です。
ディズニーランドの園内を歩いていると、フロンティアランドではカウボーイ、アドベンチャーランドではジャングル探検家、メインストリートでは小さな町の店主に扮したキャストを見かけます。しかし、1955年にパークがオープンした当時、従業員たちはその素晴らしい経歴により厳選された、実在のキャラクターでした。
本書では以下のような各部門の700人以上の初年度キャストを紹介しています。
ディズニーランドの悪名高き初代総支配人、C.V.ウッド*1 と彼のテキサス・マフィア
ディズニーランド・バンドの凄腕指揮者ヴェシー・ウォーカーと、彼に従った16人のミュージシャンたち
ジャングルクルーズの初代船長たち
TWAロケット・トゥ・ザ・ムーンのホステス
また本書にはオリジナルのディズニーランド関係者自身から提供された、300枚以上の未発表の写真が掲載されており、サニー・ヴュー・ジャム&ジェリー・ショップ、プランテーション・ハウス・チキン・レストランなど、長い間姿を消していたパーク内の数多くの場所を垣間見ることができます。
*1:ウォルトとの確執から公式で取り上げられることがあまりないC.V.ウッドについてはこちらの本( Three Years in Wonderland )が詳しいです。
■Presenting Disneyland: Forgotten Photographs From Opening Day
こちらはディズニーランド開園当日、招待されたウォルト・ディズニー・スタジオの従業員が撮影した貴重なカラー写真を収録した写真集です。
開園前に到着し、テレビ番組の撮影に先立ち、彼は見たものすべてをクリアで鮮明なカラーで記録しました。開園当日に撮影されたものに加え、開園前後の写真もいくつか収録されています。
この写真集のユニークな点のひとつは、これらのショットのどれもが、ディズニーによってメディア向けに調整、構成、準備されたものではないということです。
写真と合わせてウォルトやプロジェクト関係者の発言からの引用文や、当時のプレスの切り抜きから抜粋した文章などが掲載されています。
2023年2月に Kickstarter で出版資金調達のキャンペーンが行われましたが成立せず、その後7月に Quaker Scribe より出版されました。当初はハードカバー版のみでしたが、現在はペーパーバック版と電子書籍版も出版されています。
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