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文系の私が、中学生に理科を教える

最近、親戚の子どもの中学生に、理科を教えています。

なぜこのような経緯になったかというと、私が中学生のころ理科がとても好きだったことを両親が親戚に話したところ、受験を控えている子どもに教えてほしいという話になったのです。

とはいっても、10年以上も前の話で、高校からは文系を選択した私にとって、理科を教えるのは容易いことではありません。ドリルを確認したところ、全くと言っていいほど覚えていませんでした。

しかし恐ろしいもので、ドリルを解いていくうちに、昔の記憶がどんどんよみがえってきてきました。

ただ、10年ぐらいたった今になって、

「なんでV=IR?Iって何?Aじゃないの?」

「なんで物質1gの温度を1℃上昇させるために必要とする熱量は4.2Jなの?」

「電磁石って、日常で使うとこみたことないんだけど!」

など、自分の拙い経験則で、素直に学ぶ気持ちを遮ってしまう瞬間がありました。

そこで、ばりばり理系の彼氏に”理系マインド”を教えてもらいました。
その彼の言葉に衝撃を受けたのです。

「公式は、昔の頭のいい人が、いかに効率よく、楽して計算するかということを考えに考えぬいて作ったものだから、それはそれとして受け入れた方がいい。」

「『どうして4.2Jか』っていう質問は、『どうして人間はhumanか』って言っているのと一緒だ。」

「理科で勉強したことが、日常生活に生かされることはほぼないと思った方がいい。」


こんなに説得力のある言葉はありませんでした。そして、理系マインドで問題を解いていくうちに、あっという間に全問正解できたのです。

そして、自分で問題を解いて分かったことがあるのです。

中学までの理科は、ほぼ「国語」ということです。

ひっかけるとすれば、言い回しを変えるしかないのです。つまり読解力があれば、解ける問題は多いのです。


案の定、親戚の子どもが間違えた問題も、公式のミスや暗記の部分ではなく、「文章をしっかり読んでいないから」ということが多かったのです。


理系を勉強し直したいと思っていたけれど、なんだかんだ言い訳して、やっていなかった自分がいました。しかし、ひょんなことから、強制的に勉強する機会をもらえました。

苦情が来なければ、これからも一緒に勉強する日々は続くと思うので、今後も気づきを共有していけたらと思います。


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