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4x5を始めて気がついた事

7月に本格的に4x5を始めて早3ヶ月。
フィルムの値段は高くなる一方・・
ならばいっそ4x5をと、始めた訳ですが色々と気がついた事が出てきました。
もしこれから大判を始めようと言う方がいらっしゃったら、少しでも参考になれば幸いです。

撮影の必需品セコニックの露出計

撮影の幅を考えてビュータイプのカメラを入手した訳ですが、とにかく難点は重たいこと。そして重さ以上に厄介なのが大きさ。
持ち運びに苦労させられます。
もっとも、元々スタジオで使う事を前提としたカメラなので当然の結果ではあるのですが・・・
そんな中気がついた事は、速写性の高さは35mmに圧倒的に軍配が上がるという事(←どう見ても当然ですよね)
始める前から分かってはいましたが、いざ使ってみると、シャッターを押したら即座に写真が撮れるという事が、とても、とてもありがたく感じます(笑)
それと同時に被写体も自然と棲み分けが出来た気がしました。

無くても良いけれど、頼りになる機材「スポットメーター」これについてはまたいずれ。


そして露出についても見直す事がいろいろと。
ロールフィルムと言うのは、同一のフィルム上に複数枚の写真を撮り、同時に現像をするものなので、どんなに気をつけて露出を合わせてもコマごとの細かな現像処理が出来ないのが欠点。
一方、大判はシートフィルムなので、現像処理もコマ毎に微妙に処理を変えられます。
大判はより一枚に狙った露出設定が施せるのです。ここは今後の要研究ポイントと毎度実感します。
普段のデジタルでもシャドウの質感をもう少し・・などと考えることはあっても、そこまで気を使っていなかったのは事実。
光と仲良くなれる単体露出計はホント、オススメです。

撮影時はこんな感じ

被写体と向き合う時間が必然的に伸びることも、自分が何の光を残したいのか、どう表現するかを考える良い時間。

tele arton 270mm

最後にオススメの焦点距離情報。
180mm〜210mm、これがあれば35mm換算で約50mmとなる標準レンズ。
あって絶対損はないと思います。
90mm程度(約28mm相当)の広角もそれほど特殊な広角ボードなどを用意せず無理なく扱える良い画角でした。
270mmはまだ使っていないのですが、ファインダーを覗いてみて使える画角である事は実感しています(ワクワク)

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