見出し画像

口で言うこと、抗議やデモはやはり効果があるのか

今の年齢になって、物事は利益関係や物質的な関係で決まると考え、強く抗議したり、言おうが変わらないという考えに変わってきていた。もう少し若い頃は自分の利益のためにクレームなど強く言うことが多かった。少しわかりにくい説明だが、正直かつ紳士に対応したほうが、長期的にら商売の相手を動かせるという考えよりになっていた。少し自分は気取っていたところがあったのかもしれない。

最近になって、商売などいろいろな相手に対してやさしくなりすぎていた面があり、少し物事が進まないことがあった。威嚇ではないが、時には強く言わないとだめなのかという考えがでてきた。政治や歴史を見ても、遺憾の意を表明したり、駆け引きがあったりして、商売も人間関係の中での争いでもあるから、どうしても紳士でいるだけでは済まないことが多くある。

そこで、口で言われるとやはり人間は動いてしまうという所が多分にあるのだと考えた。例えば、旦那が妻にガミガミ言われると、つい従ってしまう。また、政治でも抗議の電話があると政治家は発言などを撤回したりする。そう考えると、デモというのは効果があるから存在しているのだと思った。一見すると、街を歩いて大きな声を出していてなんの意味があるのだ、物質的には何も変わらないと思っていたところがあった。

上記の例に共通するものは、言う人に対するそれをしなかった場合の恐怖から動いているということである。自分は果たして、その恐怖で人を動かすのはいいものかと考えていたから、強く言う態度をやめていたように思う。しかし、実際には身内や社内の人など言いやすい人には自分のしたいことを求めてガミガミ言っていたから、強く言うというのはいいやすい人によく言うという側面も大きい。また、強く言うことは、反対にその恐怖から逃れたい、反抗したいという気持ちから本当にしてもらえなくなってしまうというリスクはある。また、言うということに関して、一回ではなかなか効果がなく、しつこさということも大きな要素であるように思う。こちらは恐怖からくるものではないが、広告やCMなどはその一つだろう。こういった人間の特徴を掴みマーケティングや組織論に活かすことが大事であるが、長期的にみては、強く言うということが本当に効果があるのだろうかとも思う。

人は自分のしたいことをするというのが大きいし、恐怖で動くことは元に戻りやすいのではないかと考える。だけれども、やはり熱意というものが有れば、自然とお願いの言葉も出るだろうし、相手に伝わるということであり、そういった相手のことを考える、熱意が欠けていたというところが物事を動かせない原因であったのが本当の所でないだろうか。相手のことを考えれば自然と言葉にでるといったことである。

#抗議 #デモ#効果#言うこと#紳士#水曜日#会社#社員#仕事#職業#Wednesday#Company#Busines#Employee#Occupation

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?