昨日、5kmランニングを夜行って、半年ぐらい前に変えた新しいランニングのルートに無意識に体が動いた。最後の方の少しの曲がる場所が変わっただけなのだが、いつもは意識せず考え事をしながら走っていると、つい昔のルートに体が向いてしまうことしかなかった。

先日に聞いたイチローさんのポッドキャストのインタビューで、ヤンキースに移籍した当時、初めてプロの世界でそれまでつけていた背番号が51番から31番になり、ファンにサインを書くときに、51と最後に書いてしまうのは慣れなかったと言っていた。

ほんとにこれが無意識のうちに頭に刻みこまれた行動でまさに一緒のことであるなと思った。意識しないと新しいルートに向かず間違えてしまう、意識して31番と書かないと51番と書いてしまう、まさに同じ事だなと。

人間のほとんどの行動は無意識で行われていると言われ、その瞬間をまさに知るのはこのランニングコース変更の出来事であった。これは、ランニング中に考え事をしているから、そう無意識が出てしまうということであり、そんなのは運転中にも見られることだろう。つい数秒前まで意識していても、ちょっと考え事が入ると無意識で慣れたやり方に戻ってしまう。

今回の出来事により、無意識や習慣の行動がいかに根強く、とりがたいもの、それは、柔軟でない頭になることと似ているところもあり、常にというか時々はやはり、意識をもって変化を加えることが必要だと、何か動きがたい物質的自然的なものに恐れを抱いたのであった。それと、意識しても、そういったことを変えるのは半年ぐらいかかるのかもしれないということを学んだのであった。

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