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#研究所の本棚 vol.1

場の発酵研究所では、研究活動と題しまして「問い」を深めるため、また見つけ出すための活動を行なっています。第一弾の企画としてFacebookTwitterで紹介スタートしているのがこちら「#研究所の本棚」。

noteでもマガジンを本棚として、集まった本を収めていきたいと思います。


はじまりの一冊

無題 - 2021年5月9日 10.26.48

📖:市民のネットワーキング/加藤哲夫
▼研究員より
ぼくの「場づくり論」の根底に流れているスタンスの一部は、確実に加藤哲夫さんでできています。ネットワーキングとはなにか?について、わかりやすく、実際のエピソードも交えながら教えてくださいます。

▼内容(「BOOK」データベースより)
今こそ「市民の仕事」で「ザ・世直し!」。NPOなどが取り組む「市民の仕事」には、「企業の仕事」とも「役所の仕事」とも違う、大きな喜びと難しさがある。社会や地域の課題を、人の結びつきの力で解決するための、ネットワーキングの技術がこの1冊で分かる。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
NPO法人「せんだい・みやぎNPOセンター」代表理事。1949年福島県生れ。市民活動・NPO、社会起業、エコロジービジネス、地域再生等の分野において、理論と実践の両面で活躍するトップランナー。研修講師、ワークショップのファシリテーターとして全国を飛び回る生活を、2010年に卒業。現在は著述や後継者の育成に邁進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


📖:魔法をかける編集/藤本智士
▼研究員より
いわゆる「地域」というものに関わってみようと、そういう業界や現場があるのだと知るきっかけになった本です。読みやすくてワクワクページをめくれますが、いつ開いても新しい発見があるような気がしています。

▼内容(「BOOK」データベースより)
一過性で終わるイベント、伝わらない商品、ビジョンのないまちづくり…足りないのは、編集です!マイナスをプラスに、忘れられていたものを人気商品に、ローカルから全国へ発信する…etc.誰もが使えるその技術を、「Re:S」「のんびり」編集長がすべて公開!
▼著者について
1974 年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に。自著に『風と土の秋田』『ほんとうのニッポンに出会う旅』(共に、リトルモア)。イラストレーターの福田利之氏との共著に『いまからノート』(青幻舎)、編著として『池田修三木版画集 センチメンタルの青い旗』(ナナロク社)などがある。編集・原稿執筆した『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか、手がけた書籍多数。


哲学的に”生きる”を考えたい

無題 - 2021年5月9日 10.26.48 コピー

📖:利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス
▼研究員より
「生物は遺伝子の乗り物である」と主張して世界的ベストセラーとなった本。生命体のもつ遺伝子のただ1つの目的は生き延びること、という視点は、人間にまつわる様々な思い込みに気づかせてくれます。

▼内容情報(「BOOK」データベースより)
私たちはなぜ、生き延びようと必死になり、恋をし、争うのか?本書で著者は、動物や人間の社会で見られる、親子間の対立や保護行為、夫婦間の争い、攻撃やなわばり行動などがなぜ進化したかを、遺伝子の視点から解き明かす。自らのコピーを増やすことを最優先にする遺伝子は、いかに生物を操るのか?生物観を根底から揺るがし、科学の世界に地殻変動をもたらした本書は、1976年の初版刊行以来、分野を超えて多大な影響を及ぼし続けている古典的名著である。
▼著者情報(「BOOK」データベースより)
ドーキンス,リチャード(Dawkins,Richard)
1941年ナイロビ生まれ。オックスフォード大学時代は、ノーベル賞を受賞した動物行動学者ニコ・ティンバーゲンに師事。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経て、オックスフォード大学で講師を務めた。1976年刊行の処女作『利己的な遺伝子』は世界的ベストセラーとなり、世界にその名を轟かせた。その後の社会生物学論争や進化論争においては、常に中心的な位置から刺激的かつ先導的な発言をしており、欧米で最も人気の高い生物学者の一人となる


📖:夜と霧/ヴィクトール・フランクル
▼研究員より
生きるということはどういうことか。想像もできないくらいの過酷な状況のもとで、それでも生きる希望を失わずに生きていくということはどういうことか。人間として生きていく思考のベースを教わった本です。

▼内容(「MARC」データベースより)
心理学者、強制収容所を体験する-。飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。原著の改訂版である1977年版にもとづき、新たな訳者で新編集。人間の偉大と悲惨をあますところなく描く。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1905年、ウィーンに生まれる。ウィーン大学卒業。在学中よりアドラー、フロイトに師事し、精神医学を学ぶ。第二次世界大戦中、ナチスにより強制収容所に送られた体験を、戦後まもなく『夜と霧』に記す。1955年からウィーン大学教授。人間が存在することの意味への意志を重視し、心理療法に活かすという、実存分析やロゴテラピーと称される独自の理論を展開する。1997年9月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

文化に触れていたい

無題 - 2021年5月9日 10.26.48 コピー (5)

📖:月の裏側/クロード・レヴィ=ストロース
▼研究員より
自身も民族学の博士である川田順造さんの訳書。レヴィ=ストロースが見る日本文化とヨーロッパもしくはアフリカ文化との対比はとても興味深い。茶道から浮世絵、民話や神話、縦横無尽な考察に圧倒される。

▼内容(「BOOK」データベースより)
人類学者の眼差しが捉えた日本、日本人、日本文化。20世紀後半の思想界をリードした知の巨人は、かくも深く日本を理解し、そして愛した。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1908年11月28日、ブリュッセル生まれ。1959年から82年までコレージュ・ド・フランスで社会人類学の教授を務める。73年、アカデミー・フランセーズ会員に選出される。2009年10月30日、パリにて逝去


📖:石造りのように柔軟な/アンドレア・ボッコ                                                                                                            ジャンフランコ・カヴァリア
▼研究員より
北イタリアの山村地帯の生活を研究しまとめた一冊。建築技術を軸に研究を進めているが、その土地にあるもので、いかに文化的な暮らしが営めるのか?その探求の結晶がヴァナキュラーな建物から読み取れる。

▼内容(「BOOK」データベースより)
北イタリア・ピエモンテ州から美しい写真とともに届けられた建設と生存の教え43篇。今の都市生活者にはおよそ想像もつかないような多様で洗練された生存の技術と調整機能がそこには働いていた。そうした知と技術の事例を数多並べながら、緩やかなヴァリエーションを奏でていく。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ボッコ,アンドレア
建築家、トリノ工科大学建築学科建築技術専攻准教授。1966年生まれ。建築家ではあるが、むしろ社会運動家、そして批評家として活躍する。大学院生だった1994年より、地域生活の再生に関わる問題に取り組み、トリノのポルタ・ヌオーヴァ駅に隣接し、大量の外国人移民の流入のために危機的状況を招いたサン・サルヴァリオ地区に「サン・サルヴァリオ地区発展事務所」を創設し、長年ディレクターを務めた。幅広い執筆活動の主題は、バーナード・ルドフスキー、施行技術、とくに自然素材を使ったローテク技術の分析、建築におけるサステイナビリティ、山村再生など
カヴァリア,ジャンフランコ
建築家、トリノ工科大学建築学科建築技術専攻教授。1945年生まれ。プレハブの研究、建築の産業化、発展途上国における住宅の問題等の研究に携わったほか、建築の用語と写真を結びつけ、建築的遺産およびそれに関わる言語学的遺産の保存を司る検索エンジン「ArchiWordNet」をトレント研究所と共同で開発している。建築家として数々の住宅作品のほか、トリノ市の依頼による多数の都市計画的プロジェクトや、1972年以降約30年間に渡り、デザイン、建築、展覧会の会場構成など多数のプロジェクトにおいてアキッレ・カスティリオーニと協働した業績も著名である


コミュニケーションをつくるコトバ

無題 - 2021年5月9日 10.26.48 コピー (1)

📖:読みたいことを書けばいい/田中 泰延
▼研究員より
ライティングの勉強にと読んだ本ですが、「第3章 どう書くのか 〜「つまらない人間」のあなたへ」「第4章 なぜ書くのか 〜生き方を変えたいあなたへ〜」この辺りは場を考える視点と近いのではと思っています。

▼内容
書くことは、たった1人のベンチャー起業。
「自分が読みたいものを書く」ことで、実際に「現実が変わる」のだ。
そんな話を始めたい。全く新しい文章講義、開講です。
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1969年大阪生まれ。早稲田大学第二文学部卒。1993年株式会社電通入社。24年間コピーライター・CMプランナーとして活動。2016年に退職、「青年失業家」と自称しフリーランスとしてインターネット上で執筆活動を開始。映画・文学・音楽・美術・写真・就職など硬軟幅広いテーマの文章で読者の熱狂的な支持を得る。「明日のライターゼミ」講師。『読みたいことを、書けばいい。―人生が変わるシンプルな文章術』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


📖:超言葉術/阿部広太郎
▼研究員より
当たり前をあたたかく、自信に変えてくれる本だと思っています。それってつまりは、の「→」の意識は、企画を考えるときや話をするときに役立っていると思います。

▼出版社からのコメント
「わかってほしい」 そう思ったことがあるあなたに、 阿部さんの本はぴったりですから。 だからね、読んでほしいんです。 水野良樹(いきものがかり、HIROBA)
▼著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1986年3月7日生まれ。埼玉県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後の2008年、電通入社。人事局に配属されるも、クリエーティブ試験を突破し、入社2年目からコピーライターとして活動を開始。2015年より、BUKATSUDO講座「企画でメシを食っていく」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



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