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阿久悠と松本隆

あなたはどっち派ですか❓
僕はどっちかなーと考えて
気がつくとふと口ずさむ曲は
このお二人の書いた歌詞だったりする。
もちろん作詞の良さだけではなく
作曲家と歌手もあってのこと。
時系列順にデータに基づいて
史実を並べても曲がアタマに浮かばないと何の意味もないしつまらないだろうけれど1975年頃から1980年あたりまでを10代の後半として過ごした自分にとってほぼ知らない曲はなかった。
歌謡曲の全盛とその終わりの始まりの時代。
二人の大御所の曲に混じって
イッパツ屋のヒットとかユーミン、
中島みゆきなどが売れていくのも
この時。
個人的には「たのきん」、松田聖子、中森明菜が出てきたその前までってカンジ。そのあとにあまり思い入れはない。
♪ボギー、あんたの時代はよかったーと唄ってたジュリー、いやあんたの時代がサイコーだったなーと。
『はっぴいえんど』と『松本隆x細野またはユーミンのコンビ』はまったく別ものかなとは思ってたけれどなるほどなーという事実を知ったり『ロンバケ』の裏話とか泣ける話もいっぱいあります。

この時代、毎年年末には雪が積もる母親の実家では大家族で『レコード大賞』を観てた。
テレビを観ながら今年は誰が賞を獲ると思う?って真剣に母親に訊いてたっけ。
もうあんなイノセントな時間は
戻っては来ない。

千葉の大学に進んだクラスメートで野球部のピッチャーだったYのアパートを尋ねてそこで聴いた夏の午後の『ルビーの指輪』。
正しい暗証番号のはずなのに開けることのできない青春という名の箱に僕らの思い出がそこに閉まってある。

百恵派でも淳子派でもピンクレディ派でもなかったけれど
僕の名前のジュンという漢字は桜田淳子の淳ですと昔はそう言ったらわかってもらえたのになー。


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